概要
拍手を“数えられる”レスラーが、伝説の極悪女と出会う。
水曜正午の後楽園ホール。女子プロレス団体サン女で「第一試合専門」を七年務めるマリポーサ朝矢――本名・朝矢すずめは、受け身だけが世界一きれいな、華のないレスラー。同期のスター・日向なつめがまぶしいほど、自分の名前は対戦カードのいちばん下にある。
そんな彼女の前に、二十年前に海を渡って伝説となった極悪レスラー〈マダム・タランチュラ〉の引退ロードが近づいてくる。ブーイングだけで会場を満員にした女と、まばらな拍手を数える女。蝶に化けそこねたさなぎの、リングの物語。
そんな彼女の前に、二十年前に海を渡って伝説となった極悪レスラー〈マダム・タランチュラ〉の引退ロードが近づいてくる。ブーイングだけで会場を満員にした女と、まばらな拍手を数える女。蝶に化けそこねたさなぎの、リングの物語。
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