概要
戦えない俺の武器は、在庫表と配置図。全員、生きて帰す。
二十年前、世界各地に“迷宮”が現れた。
魔晶石と魔獣素材が社会を変え、探索者は人気職業となった。
黎明探索者連盟本部で運営管理を担当していた桐生直人は、赤字支部の閉鎖計画に異議を唱えたことで、霧浜市の沿岸部にある「灰潮支部」へ左遷される。
そこは、閉鎖寸前の弱小支部だった。
人は辞め、救助は遅れ、必要な薬は棚にない。
赴任初日、迷宮内で若い探索者が毒に倒れる。
だが、帳簿上は存在するはずの解毒剤が、実際の棚には一本もなかった。
「空の棚を満杯だと思い込むことが、人を殺す」
剣も魔法も使えない直人は、在庫管理、救助班の配置、受付動線、配信運用を一つずつ見直していく。
やがて、落ち目だった支部の救助映像が拡散され、元エース探索者・早乙女凪も再び剣を取る。
しかし、灰潮支部が潰れかけて
魔晶石と魔獣素材が社会を変え、探索者は人気職業となった。
黎明探索者連盟本部で運営管理を担当していた桐生直人は、赤字支部の閉鎖計画に異議を唱えたことで、霧浜市の沿岸部にある「灰潮支部」へ左遷される。
そこは、閉鎖寸前の弱小支部だった。
人は辞め、救助は遅れ、必要な薬は棚にない。
赴任初日、迷宮内で若い探索者が毒に倒れる。
だが、帳簿上は存在するはずの解毒剤が、実際の棚には一本もなかった。
「空の棚を満杯だと思い込むことが、人を殺す」
剣も魔法も使えない直人は、在庫管理、救助班の配置、受付動線、配信運用を一つずつ見直していく。
やがて、落ち目だった支部の救助映像が拡散され、元エース探索者・早乙女凪も再び剣を取る。
しかし、灰潮支部が潰れかけて
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