観覧車というモチーフの使い方が、とても綺麗でした。一番高い場所で別れを告げられる場面は、逃げ場のなさも含めてかなり切ないのですが、半年後にもう一度ひとりで観覧車に乗る流れが良かったです。時間を戻したい気持ちと、前へ進まなければいけない気持ち。その両方を抱えたまま、それでも観覧車は時計回りに進んでいく。短い中に、失恋の痛みと、そこから少しだけ歩き出す瞬間が静かに描かれていて、読後に優しく残る詩篇でした。
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