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    重たいお話でしたね。
    家族全員を失っているのを確認し、それを淡々と見ている。
    気持ちが死ぬって、わかりますか?
    体験したことがありますか?
    心がカラカラに乾くんですよね。
    涙なんて流れる術もない。慟哭なんてできない。
    主人公の内側は、そうだったのかもしれません。
    死ぬことで生きがいを見つける、皮肉なことです。

    戦争が破壊するものは、測りしれません。
    なくて済むなら、ないに越したことはない。
    人間以外の生き物は、理由のある戦いをする。無駄に争わない。無駄に相手を襲うことはない。
    同じ生き物なのに、人間は無駄に争い、無駄に他の命を奪います。愚かですよね。
    人間がいなくなったら、平和な地球にもどるんでしょうね。

    作者からの返信

    緋雪さん、コメントありがとうございます。
    『気持ちが死ぬ』ということを体験したことはありません。
    この作品も「そういうふうになっても仕方ないかな」という想像だけで書きました。
    戦争というのは人間らしい感情とか思い出を食らい尽くすものだと誰かが言っていたと思います。
    昨今、世界中で悲劇が起こっています。
    確かに平和な地球にするには人間がいなくなるしかないのかもしれませんね。
    お星様までいただき感謝です。
    読んでいただいてありがとうございました。

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    主人公は復讐心よりも、自分も家族の傍に行きたいという気持ちで動いていたんじゃないかなと感じました。
    失った居場所を取り戻す。それは、自分にも死が訪れることで実現するしかないことだったのかもしれませんね。
    人間の深い悲しみを感じさせられました。
    1人の気まぐれで何が起こるかわからない世界情勢の中、案外と非現実的でもない話かもしれません。その事実が読み手の心に重いものを残しますね。
    彼の最期が穏やかな気持ちで閉じていくのが、せめてもの救いだと思えます…!

    作者からの返信

    鐘古さん、コメントありがとうございます。

    こういうこともあながちフィクションではないのではないか。
    昨今の世界情勢はそう感じさせるきな臭いものとなってますね。

    主人公の魂はとっくに家族のもとに運ばれていて、肉体だけがその死地を求めて戦地を彷徨っていた。そんなイメージで書いた作品です。

    読んでいただき、お星様まで誠にありがとうございました。

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    冒頭のアサルトライフルから一転して穏やかな暮らし、その後の急転直下に引き込まれました。つらい結末、でもどこか穏やかさに包まれているような。、抑えた筆致で、自分だけ生き残ってしまった絶望がむしろひしひしと伝わってくる名文でした……!

    作者からの返信

    圭以様、こんばんは。
    最悪の結末に穏やかさを感じ取っていただけて、そこが何より嬉しかったです。
    感情を失ってしまった主人公の胸中を代弁するつもりで書いたのが良かったのかもしれません。
    コメントとお星様までいただき恐縮です。
    ありがとうございました。

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    ずしりと重いお話でした……。
    最後に見たのは、子供と訪れた紫陽花神社の風景だったんですね。
    私が主人公の立場だったら、一人でも多く敵国人を……と、単純に捨て鉢に行動しそうです^^;
    読み応えがありました^^

    作者からの返信

    七倉さん、おはようございます。
    こちらの作品にお越しいただきありがとうございます。
    もう少ししたら梅雨が訪れて紫陽花が見頃を迎えますが、そのとき少しでもこのお話を思い出していただければ嬉しいです。
    ハッピーエンドはなかなか書けないので、どうしても短編は重くなりがちですね^^;
    お星様もいただいて感謝です。

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    新作ありがとうございます。
    これは読むのに堪えますね。
    凄絶で残酷なミサイル描写と無惨な記憶が脳裏に焼き付けられます。
    シニカルな紫陽花が走馬灯のように鮮やかに染め上げ、全てを失いかけた先に迎えるのは取り戻した感情という名の安寧なのでしょうか。
    バッドエンドでも一条の光明がさすラストがどこか救われるような解放に導かれていく、そんな印象的な読後感でした。

    作者からの返信

    刹那様
    コメントありがとうございます。
    絶対的な悲劇に苛まれて感情を失った主人公とその周りで色鮮やかに咲き誇る紫陽花の対比を表現したくてこの作品を書きました。
    『たどり着いた』というのはもう一度あの時間に立ち戻りたかったという彼の想念から出た言葉かもしれません。
    いずれ訪れる死というものをどう捉えるか。
    そこに価値を見出せるのかは人それぞれだと思います。

    素敵なレビューコメントをいただきありがとうございます。
    とても嬉しいです。

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    なち様、なんという……。
    悲劇的であり、救いがないとも言えるバッドエンド。なのに、どこか晴れ晴れとした魂の解放さえ覚えるこの感じは何なのでしょうか。
    最期を悟った主人公の目に映ったものは、家族を失った瞬間に見た紫陽花の残影だったのですね。
    >――――― やっと、たどり着いた。
    彼がたどり着いたそこには、家族の皆が両手を広げて待っていますように。

    またまた素晴らしい作品を、なち様が世に放ちました!
    読ませていただき、ありがとうございました。

    作者からの返信

    ブロ子さん
    こちらにもコメントありがとうございます。

    きっと彼の心の半分は自分の死に場所を探して彷徨っていたのではないでしょうか。そしてもう半分は失っていた感情と家族との邂逅。
    だからこそバッドエンドにもかかわらず、救いを感じてしまうのだと思います。

    最近、時々考えます。
    将来、死の訪れを前にしたとき、自分は絶望に苛まれるのか、それとも安らぎを感じるのか。

    どちらも人間らしいと思うのですが、どちらかといえば後者でありたい。

    ブロ子さんに褒めていただくとすごく誇らしい気持ちになります。
    いつも読んでいただいてありがとうございます。
    こちらこそ感謝です!

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    なち様、新作おめでとうございます!
    文章が素晴らし過ぎて陶然とします。(文章フェチなので、なち様の上手い文章が好き過ぎます)
    なんだか……現実に起こりそうな、というか、絶対に起こってはならない出来事ですが……ああっ、「かの大国」というのが容易に想像し得る「かの国」のようでもあり、いざとなれば西側諸国の対応もどこか対岸の火事としてしか捉えないような気がします。
    一瞬にして家族を失ってしまった主人公は、他にも何か、人間として大事なものを失くしてしまったのでしょうか。

    作者からの返信

    ブロ子さん、コメントありがとうございます。

    実はこの作品はある一枚の何気ないイラストから連想して書いたものなんですが、あまり性格が素直じゃないもので、こういう不穏な展開になってしまいました。
    それに最近の国際情勢からはいろいろと考えさせられることも多くて´д` ;

    主人公が失くしてしまったもの。
    それこそがこの作品のメインテーマだと考えています。