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概要
これは、恋できないキューピッドの物語。
ボードゲーム部の後輩・鳴海は、いつもそう言っていた。
先輩の黒江は部一番のお人好しで、学校中の女子に
告白の手伝いをさせられているマヌケな先輩だ。
好きになるわけがない。利用するつもりなんてない。
——絶対に。
でも彼女は知らなかった。
黒江が「生き字引ロマンチックスポット」になった、
本当の理由を。
夕暮れの倉庫。薄暗闇。
隣に先輩がいて、扉の向こうでは告白が始まっていて、
鳴海はようやく気づいてしまう。
この人はずっと——泣きながら、笑っていたのだと。
切なくて、ちょっとおかしくて、胸が痛い学園ラブコメ。
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