概要
全部なくした声が、電波に乗った
謝りに行っただけだった。気づいたらマイクの前にいた。
鵜野綾人、二十五歳。高卒で入った会社に七年間を捧げた結果、手に入れたのは彼女との別れと、倒産の張り紙だった。残ったのは貯金と、口が回るという一点だけの才能。親友・健司と飲み明かした夜、泥酔した綾人は記憶をなくした。翌朝、右ポケットから出てきたグシャグシャの名刺一枚。謝りに行くだけのつもりだった。ただ、それだけのつもりだった——気づいたら、マイクの前に座っていた。
鵜野綾人、二十五歳。高卒で入った会社に七年間を捧げた結果、手に入れたのは彼女との別れと、倒産の張り紙だった。残ったのは貯金と、口が回るという一点だけの才能。親友・健司と飲み明かした夜、泥酔した綾人は記憶をなくした。翌朝、右ポケットから出てきたグシャグシャの名刺一枚。謝りに行くだけのつもりだった。ただ、それだけのつもりだった——気づいたら、マイクの前に座っていた。
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