概要
「いや、俺作家になりたいわけじゃないですから」 普通に生きたいんです
太宰治賞、二次選考通過作品。
関根響平は音、光、匂いや温度を感じすぎる人間である。そんな彼はある日、通学に使う電車、相鉄線で吐いてしまう。
そして文学国語の教師、佐枝から、苦手な状況を文章にすることをリハビリとして勧められる。
吐いた日に助けてくれた女子生徒との再会、優先席に座る妊婦、噂で聞いた人身事故、笑うサッカー部、自分が感じる全てを小説にしていく関根。それを指導する佐枝。
日常的で、単純で、拗らせていて、気持ちが悪く、爽快な通学物語。
関根響平は音、光、匂いや温度を感じすぎる人間である。そんな彼はある日、通学に使う電車、相鉄線で吐いてしまう。
そして文学国語の教師、佐枝から、苦手な状況を文章にすることをリハビリとして勧められる。
吐いた日に助けてくれた女子生徒との再会、優先席に座る妊婦、噂で聞いた人身事故、笑うサッカー部、自分が感じる全てを小説にしていく関根。それを指導する佐枝。
日常的で、単純で、拗らせていて、気持ちが悪く、爽快な通学物語。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!多くの人に読まれてほしい、次にくる純文学2026。
この作品は太宰治賞の二次選考突破作品とのことですが、応募総数1890作の中の19作まで残った作品といえばそのレベルの高さが伝わるでしょうか。
日常的で、単純で、拗らせていて、気持ちが悪く、爽快な通学物語───あらすじにはこう紹介されていますが、ビューページを開けばまず一見お断りのごとくに改行なしの言葉の防壁が現れます。
しかしそれは壁ではなく、トンネルです。どうか恐れずにこの物語に潜り込んでみてほしいです。あらすじの意味はそこでわかります。これはどこまでも日常を謡った通学物語です。言葉で世界を追い続け、自己と世界の境界を問い続ける物語です。
小説家になれる可能性を見出され、高校生の関根…続きを読む