第18話 忍者とエッチ後屋の汗も滴る肉弾戦
しばしのにらみ合いのあと、先に動いたのはエッチ
「アイエエエエイッ!」
そう
空間さえも切り裂こうかという迫力に、
火花を散らしながら、刀越しに両者はにらみ合う。
エッチ
少し離れた
刀の残像と、金属のぶつかり合う
「す、すごい……!」
そうもらしたおヒメであったが、ふと見ると、側近であるうっかり
勝利を
おヒメがそちらへ気をとられていると、
「チイイッ!」
という声が聞こえた。
発したのはエッチ
対する
おヒメは知らぬことであるが、忍術をつかうには手で印を結ぶことが必要となる。
年若い
手下の野盗どものように一撃で殺されないだけ、さすがエッチ
「数多くの人を殺した罪……つぐなってもらう」
「くっ……くくっ」
「嬢ちゃん……いいところにいてくれたなァ!」
そうつぶやくや、自身の青竜刀を思いきり振りかぶって、投げた。
――青竜刀はおヒメにすさまじいスピードで飛んでゆく!
おヒメはかたまってしまい、動けなかった。
死――その言葉を浮かべるいとまさえなく、ただ眼前が真っ白にそまってゆく。
「おヒメどのッ!!」
「しかし武器を投げるとは……勝負を捨てたか!」
そうさけんでエッチ
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