第19話 最大最強のサメ、あらわる
「親分……ほんとにいいんで?」
そう、どこか
「ああ……サメ神さま〈ひっぷ〉ほどの存在を急いで
「あっしは、どこまでも親分についていきまさぁ」
エッチ
興奮によって息を切らしたふたりのおじさんのひとみは、燃えあがる熱でぬれていた。
至近距離で抱き合ったまま、互いに深くうなずき合う。
「いまだから言うが……おめェの抱き心地、最高だったぜ」
「親分……」
じゅん、とぬれたような、とろけたような表情で、うっかり
そうして、ふたりのからだがじんわりと発光しはじめた。
「あの光、まさか――いかん!」
なにが起きているのかと呆けたように見ていた
「オン・ズロースマチコタンラゲンソワカ……」
あのぶきみな呪文が、高速でエッチ
「アイエエエエイッ!」
かたや、絶叫とともに
が、その刀は刻一刻と輝きを増してゆく光にブニョンと受けとめられ――
「忍法、
その言葉が、砂浜にぽつりと落ちた。
すると、そこから爆発でも起きたような
そうして、その風に吹き飛ばされた
「シャァァァァァク!」
そう、エッチ
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