第2話「雪柱氷柱は○○にいる。」

20XW年11月22日11時49分。茨城県水戸市龍神神社。


「大丈夫か!!???って・・・。」

「ごめんね。氷柱君・・・。お父さん、重いもの運ぼうとしたらぎっくり腰になっちゃって・・・。」

「すまんな・・・。おぬしに届いた荷物で・・・。」

「とりあえず医者へ行くか・・・。」


そのまま荷物を車内に置いて病院へ向かった。


20XW年11月22日11時59分。近くの病院。


病院に着くと病院のテレビの前に人だかりができていた。


『本日11:50頃、水戸市内の住宅で荷物が爆発する事件がありました。幸い、家に住む雪柱さん夫婦にけがはなかったものの、いえの扉が外れました。その五分後には、同様の爆発がこちらのアパートでも起きました。箱の形は・・・。』

「氷柱君、、、これって・・・。」


俺はおもむろに車へ走り、先ほど受け取った荷物を出した。


「大氷柱!!」


パン!(氷柱の中で荷物が爆発する音。)


「氷柱君!!!」

「危なかった・・・。やっぱりそうか・・・。」


その後、自宅に戻るとアパートは半壊していた。

親父たちは、親戚のうちにドアが治るまで住まわせてもらうことになった。

俺は、アパートの管理人に謝罪をしたが許しては貰えず強制退去となった。



20XW年11月22日14時35分。茨城県水戸市龍神神社。


「氷柱君。これからどうするの・・・???」

「ううん~~。どうしようかな・・・。さすがに狙われてるのは俺だろうし・・・。」

「いっそのことここへ済んだらどうだ???」

「さすがに、ここはいろいろと問題があるからできません。」

「そんなこといったらどこもいけないのではないか???」

「そうだよ。一人で対処するつもり???」

「犯人が誰かは想像できてる・・・。屈しないために戦いには行くが、雪野を巻き込むわけにはいかないからな・・・。」

「また、そうやってかっこつけちゃって・・・。」

「かっこつけてはないさ。」

「まぁいいや。私も氷柱君について行くよ。いいよね??お父さん。」

「あぁ、ただ二人そろって無理はするなよ。」


こうして、俺たちは犯人だろう男の倉庫へ向かった。


20XW年11月22日15時41分。犯人がいる倉庫。


「なんだ、雪柱・・・。生きてたのか・・・。残念だ。3個も使ったのに。」

「やはりお前だったか・・・。なんでこんなことをした??夢喰。」

「なんでって・・・当たり前にお前みたいなやつが生きてるのが気に食わないからな・・・。」

「そうか・・・。じゃあ、倒すしかないか・・・。」

「やれるもんならやってみろ!!」


20XW年11月22日15時46分。茨城県水戸市龍神神社。


「ここが龍神神社か・・・。いかにも清流と関係がありそうな・・・。」

「いらっしゃい。ここらへんじゃ見ない顔だな??旅人か???」

「まぁそんなもんだ。ここに、雪柱氷柱がいると聞いてな・・・。」

「あぁ、そいつならここへ向かったさ。急用であればここへ向かうといい。」

「そうか・・・。助かる。」

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