十四歳の誕生日、それは運命の扉が開く日だった。
冒険者になる資格を得た少女・アリスは、失われた家族の記憶を探しに世界へ踏み出す。
彼女の胸にあるのは、ただ「知りたい」という静かな願い。
しかし、冒険者の世界は夢のように輝いてなどいなかった。
汗と酒と欲望の匂いが渦巻くギルドで、理想は早くも現実に打ち砕かれる。
それでもアリスは前を向き、初めての依頼へと挑む。
出会う仲間、迫りくる魔物、命を賭した戦い。
そのなかで彼女の内に眠る「未知の力」が、ゆっくりと目を覚ましていく。
光と雷を操る才能。
自分でも制御できぬほどの魔法。
そして、誰も知らぬ「固有の魔法」が――彼女の運命を変えていく。
絶望の淵で差し伸べられる手。
夢と現実、希望と喪失、仲間と孤独が交錯する世界で、
少女は「冒険者」として、そして「自分自身」として生きる意味を掴もうとする。
喋る白兎が囁く――
「君の可能性は、無限だ」と。
これは、光に選ばれた少女が
「魔法」と「運命」の真実へ至るための物語。
14歳の誕生日、アリスはワクワクしながら冒険者ギルドに向かいます。
何故ならアリスの夢は冒険者になること。そして世界を旅して、家族を見つけることでした。
そうです、アリスには家族がいません。何なら記憶だってありません。
そんな身寄りのないアリスを引き取ってくれたおじいさんに見送られて始まった冒険は思いがけないことばかり!
珍しい光魔法の適性。
黒紅のサムライ・紅桜 神威の出会い。
そしてゴブリン、英雄、天使……アリスの期待以上に世界には驚きと出会いが満ちていました。
本作には伝承や神話、おとぎ話に触れた人なら一度は聞いたことがある言葉があちこちに散りばめられています。
それでいて独自の国や魔法体系が息づく「深い世界」が描かれているのが魅力です。
悪い奴も良い奴もたくさんいて、とっても賑やか!
あなたもこの新しい「グリム・ファンタジー」の世界を旅してみませんか?