第8話 魔王城にやっと辿り着いたら、魔王が死んでいました。

───得体の知れない魔物だとっ?!


「ど、どういうことだっ?」


「ぼ、僕も分かりませんっ!」


行かなければっ!


「俺たちもそこに行こうっ!エルタヌっ!ワープしてくれないかっ?」


「助かりますっ!さぁ、行きますよっ!」


そうして、俺たちはワープした。


⋯⋯ワープした瞬間、俺たちの頭上に巨大な魔物の口があり、俺たちを飲み込んだ。


パクっ


「「「「うああああああ!!」」」」


クソっ!一瞬にして飲み込まれた。


「ごッほ、ごッッほ。」


なんだ?ここは有毒のガスでもあるのかっ?


「ワールウィンド!」


ボーンがそう言って剣を振り回した。


⋯⋯効いていないっ?!


「なっ?」


鼻血が出てきた。

───これは、まずい。


「というか......あの奥にあるのはなんだっ?!」


「.....あれは、次元の扉じゃな。」


魔王がそう言う。


「もしかして、次元の扉が魔物化したのかっ?」


「多分、そうであろう。」


そうこうしている間に息が苦しくなってくる。

───覚悟を決めるかっ!


「皆、身構えといてくれっ!今から爆炎魔法を使うっ!」


「おう!」 「わかりましたっ!」 「わかったのじゃ。」


「っ!一応バフ付けときますっ!」


そうエルタヌが言った。


炎上昇ファイアーテンス


*アルドの炎攻撃力が上昇しました。


「助かる!それじゃあっうおおおおお!大爆炎ファイアーエムブレム


そう言った瞬間、ガスがあったせいか魔物の口の中は大爆発した。


*********


───なんだぁ?身体が動かせねぇ。


「───おぎゃ!おぎゃっあ!」


気付くとボーンは、子供の身体となっていた。


───どうすれば?


私は裕福な家庭に生まれたみたいで、家庭教師に魔術を教わってもらった。才能があったらしく、上手かった。


───それから月日は流れ


「魔術師エルアードさん!流石ですねっ!」


「───でしょ?」


私は、いつしか天才魔術師エルアードと呼ばれるようなっていた。


一方その頃。


「おぎゃあっ!おぎゃっ!」


アルドは、子供の身体となっていた。


どういうことだよっ!.......


それから、俺は鍛錬して、剣や魔法を扱えれるようになり、大抵の喧嘩殺し合いは余裕で勝てるようになった。


───そこから月日は流れ


「お主ら、なんの用で?」


「ひっ!魔王だっ!魔王が来たぞっ!」


我は、自由気ままに生きていると、いつしか魔王と呼ばれるようにった。


さて、近頃勇者が我を討伐しに来るらしい。

その間に我は、賢者の石でも研究をしておくか........


───────────────────────


◆◆◆お礼・お願い◆◆◆


最終話まで読んで戴きありがとうございました!


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魔王城にやっと辿り着いたら、魔王が死んでいました。 つかとばゐ @namuu12

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