第3話 豊魚祭にて

暑い夏もすぎわが神龍の岬にも心地よい実りの秋が訪れ、皇室関係の方々がここ

九州の黒潮の港町に御臨席される季節が

来ました。

彼は変わりなく、大潮の満潮の夜

わたくしのところに涼しい顔を浮かべながら

1夜を過ごしています。

普通では考えられない2人の

行動ですが不思議とわたくしも彼も

なんの違和感もなく過ごしています。

まるで天空の数多の星々の

織姫と彦星の七夕の日に会う羽衣伝説

ここ九州の大潮伝説のような

関係が続き天空の神々が

われら2人を満ち引き運命の糸を

遥かなる星座の満ち引きに

招いたようにわたくしたちを満ち引いています。

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