第6話 たぬたぬくんもおさそいしてみよう
たぬたぬくんがたぬきのまま
おひさまぽかぽか、あたたかな
ツンツン……
おや?
だれかがたぬたぬくんのふわふわしっぽをひっぱっていますよ。
「ひゃあっ!」
たぬたぬくん、びっくり! いそいで草むらにかくれました。
しっぽにいたずらしたのは
「よかった」
女の子はどうやら、たぬたぬくんがしんぱいだったようです。
女の子は川をあがって
田んぼのあぜ
ギコギコと
お空をながめては、ながれる
むこうからだれかが
ふしぎな子です。
まるでふうせんみたい。
あっちへこっちへ。
ふらふら。
ふよふよ。
(ああ、あぶないなあ)
たぬたぬくん、ハラハラ。
女の子が気になったたぬたぬくんは、そっと
(
女の子は
女の子は
(いっしょにあそびたいのかな?)
ドロン!
たぬたぬくんは
「い、いっしょに、いこ?」
女の子はおどろいたようでしたが、「うん!」とおへんじすると、たぬたぬくんといっしょにみんなのところへ
「あ! たぬくん!」
「こ、この子もいっしょでいい、かな?」
「うん! もちろんいいよ!」
みんないっしょ。
女の子もいっしょ。
みんなであそべばもう女の子もお
「バイバイ!」
カラスが
「おうちはどこ?」
「あっち」
女の子はずっとたぬたぬくんについてきます。
バケバケの森はもうすぐそこ。
たぬたぬくん、おろおろ。
「たぬたぬおにいちゃん、きょうはありがとう。またあそぼうね」
そういうと、女の子はドロン! たぬきにもどって森のなかへ。
「たみちゃん?!
たぬたぬくん、ぽかん。
ふしぎな女の子は、たぬたぬくんとはべつの
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