誰もが当たり前のように「生きている」現代の中、その願いを正確に理解する事は難しいのかもしれません。
しかし、だれもが共感し納得できる願いでもあるはずです。
勇者として失格の烙印を押された主人公は命を勇者サイドに狙われ、逃げ出した後に優しさも憎しみも知らない魔王に拾われます。
この出会いが導く“真の救い”とは?
耽美ともセカイ系とも取れる物語の構造が垣間見え、あらすじやプロローグから非常に引き込まれる本作。
タイトル、サブタイトル、導入の展開、そして魔王が登場し次の展開へのフックを用意と、このジャンルに読者が求めているであろう期待をしっかりと伝えられています。
「不遇な状況が解消され、強大な力を持つ相手に愛されるという甘美な日常」が展開されることへの強い期待と、その後に待ち受けるであろう「親友である勇者と対峙する」危機に直面した時。
主人公と魔王の二人を中心としたセカイが、周囲にどのような答えを示すのか。
見てみたくはありませんか?