第13話 宮廷錬金術師

 次の日、レノア先輩にお礼を言った。


 「レノア先輩!ありがとうございます!」


 「シーッ!ヒカル君、ここで頭下げないで!!」


 と学校の裏側に連れてかれた。


 「私は普段は錬金術学科の三年生のレノア・レーンで通ってるけど、実は学園内の普通の錬金術学科三年生ではなく、宮廷錬金術師なの!」


 「えっ!?どういう事ですか?」


 「実は学園内の先生が禁忌の錬金術をやっているって事で、確かめようと、とぼけた三年生をやっているの!

 多分、ヒカル君のお父さんには宮廷錬金術師で通ってるから、普段の生徒にはわからないはずよ!だから、黙ってて!お願い!」


 「分かりました。」


 と答えた。


 「まぁ、傷跡の消す薬のお礼はホルト商会から多分来るから、大丈夫!」


 「全部、お見通しですね!」


 と俺も降参だ。大体、みんなの事を読めてる。

 なるほど。こりゃ、天才だ。


 レノア先輩と別れた後は、授業に戻り、学校が終わり、帰った。


 そして、レノア先輩に刺激を受けて、俺は鍛錬を長くやるようになった。

 

 

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