第6章
第6章 誕生の星
あっう……!
アニーはシーツを 握りしめた
はい!いきんでー!
アニー頑張って
んーーーーーー!
もう少し
はい息吸ってはきながら
いきんでー
上手よー
頭出てきたよし!
あと1回
んーーーーーー!
ホエア!ホエア!ホエア!
よくがんばったねーアニー!
元気な男の子だよ!
ホエア!ホエア
うん
健康状態もよし!
いい子ね産婆さんやマルタさんが
さすってくれた
ほんとによくやったね!
「ああ……セレス」
セレス
いい名だね
イオがアニーの 震える手を掴んだ
さて
産湯にでもいれて
アニーまっててね!
はい
イオが夜の空を見た
ドクン……
カイロスの王家の星が!
あんなに強く!
セレスは運命を背負う子だ
星をたばねるもの!
いいかいな?イオ
村長が声をかけてきた
あの子の目は完成された魔法陣を
持っている
君たちは半身同士
一体になってセレスが生まれた
共になる運命だったのだよ!
南に 良い里がある
3人を送ろう
ここは王都が近すぎる
いつ奴らが気づくか分からんでな
村長が 3人を魔法陣の中に入れた
「お父さん!マルタ!サラ!ルピみんな」
アニーが叫んだ
こわくないからね
目をとじておいで
トンと 村長が スタッフで床を叩く
しゅ……
時間と時空が相絡む
るん……
目を開ければ3人は 南の村にいた
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