人と出会える確率は、本当はわずかなのでしょう。
彼らの再会は、相手が死んでしまった後というのが切なすぎます。
ある日、刑事の貴弘さんの枕元に幽霊が現れます。どうやら知り合いのようで、幽霊から助けを求められてから、貴弘さんの人生は変わってしまう。
しかし、貴弘さんも会いたい人でした。
会いたかった人を想像や妄想する事と幽霊となってそばにいる事、どちらがいいでしょうか。
ちょっと怖くてホラーな関係ですが、切ない恋愛小説。
幽霊は怖いんだけど、どこか美しい。
彼らの逢瀬はいつまでなのか。彼らの恋を応援したくなってしまいます。
『冷たい』オススメいたします。