第5話

その駅は階段をおりて、ホームまで行くのに急いで2分、ゆっくりで5分。

男子高校生はゆっくり歩いていた。

今日くらいはいいか。遅れているけど離れたくなくて私もゆっくり歩いた。

すると、男子高校生から話しかけられた。

「あの、一目惚れしました。良かったら連絡先、教えてくれませんか?」

急なお声掛けなんてされた事ないから焦って変な声が出た。

「へ?!」

彼は少し笑った。

「名前も言ってないのに怖いよね。ごめんごめん。」

といい、軽い自己紹介をしてくれた。

「俺は花笠高校の3年。天王寺瞬。」

やっぱりイケメンは名前もイケメンなんだ。そう思ってまた心臓がはねた。

「君の名前は?」

顔に見惚れててあわあわして答えた。

「桜木高校1年の水沢華です。」

瞬 「よろしく。」

「いつも見ないよね?この時間じゃないの?」

華 「そうですね。今日ちょっと、寝坊しちゃって、。笑」

瞬 「そうなんだ。笑

でも寝坊しなかったら俺たち出会えてなね。」

軽くそんな素敵な言うことを言われてもっと好きになる。

出会ったからにはいつも乗らない号車に乗ってお話しよう。

華 「連絡先、電車で交換しません?」

瞬 「そうだね。急ごっか。」

そうして私たちは急ぎ足でホームに向かった。

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