ヒーローが示してくれたほど、大人の自分は眩しくなかった。
希望に満ち溢れていた「あの頃」が包み込み、現実との狭間で苦しむことに。
宙吊りとなった私は、希望を与えてくれたヒーローにもう一度願う。
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昔というのは、どうしてこう美しく見えるのか。
その時はその時の苦しみがあったことも分かっているはずなのに。
以前との比較というのは、大人どころか学生でもやることだ。自分もよくやっていた。
現在というのは、いつでもつらいものなのか。
この作品は、後ろからポンと背中を押してくれる。
解決のさせ方が綺麗で、この話自体もヒーローのエピソードの一つになるのかもしれない。
子供の頃はよくわからないかもしれないけれど。