信都(しんと)
信都 その1
男は自分の夢想に
しばし、机の周りを歩き
劉秀、
皇帝
王郎に
北の噂は、劉秀が知る以上のことは不明である。
東南は、
任光答えて曰く「不可なり」
南下の際に様々な方策を考えた劉秀、一時は命を長らえられるが、下手をすれば、劉玄の様に
劉秀、内心ほっとするも重ねて問いて、曰く「卿は兵少なし。如何せん」
任光答えて曰く「精鋭の兵を
劉秀、
次に、どういう戦略を立てるかという段になって、信都の兵を借りて皇帝劉玄の下、長安に至ろうという議が劉秀一行の中から上る。劉秀、これは得策ではないが、さりとて逆らう気持ちも我にはないと、一同を
邳彤、問いに答えて曰く「議者の言、誤りなり。吏民、
邳彤、言わんとするは、劉秀が皇帝劉玄の名の下に兵を集めれば、王郎等、
邳彤、続けて曰く「以て攻めれば、即ち
劉秀、邳彤の言や善しと言い、長安に帰らん議は即ち止む。
遂に評定まとまれば、劉秀、即座に王郎を撃つ命を発す。即ち、将軍
その一方、信都郡から、太守任光を
劉秀自らは手始めに任光の信都軍・邳彤の和成軍の四千の兵を率い、鉅鹿の県を下そうと欲す。
即ち、多くの檄文を作って曰く「司馬劉公、城頭子路と刁子都の兵百万を率いて東方より来たり、
騎を以てこれを鉅鹿との境に至らせる。吏民は檄を得て、
鄧禹は数千人の兵を集めて戻り、銚期が
やがて信都郡の北東の
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