第16話 お互いの気持ち
「瀬川さん好きです。付き合ってください」
私は悠也のことが好きだ。でももしかしたら悠也は私の気持ちに応えてくれないかもしれない、そんな不安はいつだってある。私じゃなくてすみれを選ぶんじゃないかという不安が。
「ごめんなさい」
「えっと、理由を聞いてもいいかな」
でも悠也が好きだという気持ちはきっとすみれよりも強いはずだ。
だからこそ私は攻めないといけない。すみれよりも強いこの愛を世界で一番大切な人のために…
「………好きな人がいるの」
☆
「ねえねえ聞いた?瀬川さん好きな人いるんだって」
「聞いた聞いた」
「これなら海くんもあきらめて私にもチャンスあるかも」
そんな声が教室中、いや学校中でする。
かれんの好きな人。そんなの聞いたことがない。あんなに数々の告白を振ってきたやつを落とせる男がいるんだな。世界は広いな。
そんなイケメンで高スペックなな人間に俺だってなりたかったさ。いやまだ高スペって決まった分けじゃないか、もしかしたらめちゃくちゃ器の広くて優しい人かもしれないし。この前の水族館以来僕とカレンの間にはまじで何にもない。だから僕のことが好きなんてある訳けなかったんだ。……いや違うな
「ていうかかれんから告られて振るやつなんて居ないよな、…これまでみたいに遊べなくなるのかな」
僕はかれんとの関係が変わってしまうのが怖かったんだ、だからこうやってあるかもしれない未来に蓋をしようとしている。
放課後になって俺はかれんとすみれの家に行こうとしていた。でもかれんはもう教室にはいなかった。
「なぁ、かれんどこか知ってる?」
クラスのかれんと仲のいい女子、確か名前は夏沢だったっけ?まぁいいやに聞くと
「あー先帰ってたよー」
「まじか、わかった、サンキュ」
そう言って教室を出ると、スマホに通知が来た。
かれん)今日は用事あるんだ。すみれも用事あるらしい。たまにはゆっくりしてて
そうなのか、俺は理解してグッドのスタンプを送る。
かれんのいう通りなのかもしれない。たまにはゲームでもしようか。
⭐︎
ごめんね悠也、最近嘘だらけで、でも許して必ず私があなたの彼女になって全て良い嘘だって言えるようにするから。私がゆうやに嘘をついてきたのはこの気持ちをすみれに話すことそして宣戦布告だ。
『私は悠也のことが好きなの』
私はすみれの家に入れてもらってすぐにそう私は手話ですみれに伝えた。思いの強さが伝わるように一つ一つの動きを力強く。
この一言のために私は昨日図書館で借りてきた本を読んできた。でもこれ以外は覚えてきていないだから私はメッセージアプリを使って会話をする。
かれん)この思いは本当なの、だからすみれにも負けたくない。
すみれ)そっか
かれん)私は本気で悠也を堕としてみせる。だから油断しないようにすることだね。
そう送るとすみれはうさぎさんのめらめらしているスタンプを送ってきた。すみれの表情を見れば笑顔が広がっていた。その時少しだけ私たちの関係は変わったと実感した。
でも私たちは幼馴染でしょ。わかっちゃうんだよ。
すみれ、なんか100%の笑顔じゃないよね?何か不安なの?何か隠しているの?
でも私は待ってあげないよ。この戦いは私が勝つから。
私が今1番欲しいものをあなたには譲る気なんてない。これまであんだけ目の前でいちゃつかれたんだもん。いいよね少しくらい私がやってみたって
*******
久しぶりです。ゆるせんです。
勉強してたらカクヨムコンテストいつの間にか始まってました。鬼ペースでこっから描く予定です。今週でテスト終わるので鬼ぺスタートです!!
この作品が面白いと思ったら応援コメント、⭐︎などよろしくお願いします!
目指せ週間10位以内、あとカクヨムコンテストに間に合わせること!
手話を勉強したら幼馴染がめちゃデレだったとわかった ゆるせん @hanjyo884
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。手話を勉強したら幼馴染がめちゃデレだったとわかったの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
参加中のコンテスト・自主企画
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます