虚無的であるかとおもえば情熱的に、情熱的であるかとおもえば虚無的に。このマイナスイメージとプラスイメージの、交錯する感じが心地良く、独自の世界観を構築しています。「雑詠集」とありますが、不思議に美しい反骨精神も見え隠れして、読者の心を撃ち抜くことでしょう。短歌6首の狂詩曲を是非お楽しみください。推し短歌1首。あんなにも近くみえてがらんどう雨のなき天 沈みゆく星