第6話 52Hzで歌うという事
そのような世界で、アタシがなぜ歌うのかしらと
ふと、思った景色はカクテルの空で、
どんなアニメも歌っているのは、歌うアニメは
貴方に歌ってたのよ。歌は魔法ね。
コーヒーの苦いアタシには、背伸びじゃなくコーヒーのそれは風味だと。
地球が出来た時から恋よりも愛に等しい、それが
貴方で、貴方とアタシは相思相愛。
アタシの世界は貴方を想う為だったのよ。
コーヒーを飲めば、たちまち貴方と近くなれるの。そのような魔法だったのよ。
ま、アタシの場合は。
海には鯨が居るでしょう。
クジラは52Hzで歌うというでしょう?
音楽をすれば、きっと鯨にたどり着くの。
クジラは52Hzで歌っていると知るのよ。
鯨が歌っているなんて、
なんて綺麗なの。皆そう思うの。
アタシは思ったの、貴方はクジラかしら?
それとも地球、空、銀河、だって一億年以上も前なのよ。
鯨が歌うとすると、大きな大きな声なのかしら。
だとすれば小さな声で歌っている鯨ね。
歌を好きなのかしら。
おもいっきり歌うと、陸ではクジラは大怪獣ね。
ならば海では、おもいっきり歌いたいかもしれない。
アタシには悲しい歌にきこえる
52Hzで歌うクジラ。
きっと、皆が言うの。
鯨が歌っているなんて綺麗ねって。
どうか、貴方が歌う歌は悲しい歌ではありませんように。
アタシが愛した貴方は鳥で海で空で鯨で。
本当に飽きる事が無いわ。
ふふふっと笑えば哀しそうに見えてしまうのかしら、
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます