悪魔の実は不味い

@cgg

第1話

私は、なぜあの子を救え無かったのか…そう考える日々が毎日続いた。あの子は、みっちゃんという名で親友だった。明るくて、オタク気質で優しくて、なのに…どうして、担任はみっちゃんを殺すの?あの子は悪くない、成績もギリギリだけど、私より可愛いのに、私より友達が多いのに…何で殺す必要があったの?私の方がいらない存在なのに…と思ったある日、悪い事を思いついた。「そうだ…アイツを殺せば、クラスは平和になる。私が犠牲になればいい、あの子の分まで。」私は担任を暗殺しようと考えた。そして翌日、担任は「おめぇらのせいで水本が死んだんだよ!」と怒っていたが、私は勝手に身体が動き、ついには担任の胸ぐらを掴んで、「お前がやったんだろ?自業自得だわ、ボケ。」と言っていた。担任はキレて、私の頬を叩いた。血が出るくらい痛かった。担任はキレて何言ってんのか分からなかった。クラス中は騒然とした。私は足ドンをして、「お前、それだから、みんなにゴミくず以下って思われてるんだよ。特に女子に。前にもやったろ?私の可愛い可愛い妹を車でひいた事。」担任はガチギレして、まるで理性を失った猛獣の様だった。私は咄嗟にナイフを出して、「今までの他の生徒の苦しみを味わえ…お前にはこの痛みが分からんけどな。」と言って担任をぐちゃぐちゃにナイフで刺したが、隣のクラスの先生が、来て、「何やってるんだ!」と私の頬を叩いて来たが、私は「何って…別にこいつを警察の代わりに殺しましたけど…何か?」と言った。「お前…なんで、俺に教えて…」「大人なんで子供をバカにするだけの知能が全くなさそうな性根が腐ってる馬鹿共だろ。」と言ってランドセルを持って、逃げて、私の家である倉庫に隠れた。「あの時、私が犠牲になってれば…あの時みっちゃんと妹を助けてれば…あいつなんて死んでれば…。」とその晩ご飯も食べずに、幼児の様にすすり泣いた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

悪魔の実は不味い @cgg

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ