第23話 西遊記

こんなに三国志詳しいこと極まりない私が、


実は「西遊記」「水滸伝」全く内容を知りません。

水滸伝はなんか108人出て来ることだけは知ってるけど、108人がなんなのか、何を意味して何をしたいんかも全く知らないし、


「西遊記」に至っては 孫悟空だけは知ってるんだけど、それも西遊記の孫悟空じゃなくてドラゴンボールの孫悟空によって孫悟空という名前を知っているだけであって、しかもドラゴンボールすら全く知らないことから「孫悟空がなんか強いのだけは知っている」という酷い状態の知識なので、偶然この前「西遊記」を基にしてるのか、ちょっとそれすら元を知らないので分かんないんですけど多分そうなんだと思うんですが、でも「西遊記」を基にしたお話見つけて……全く西遊記を知らないが故にすっごく楽しい!🥰 


孫悟空ってこーいうのだったのか!✨


いや勿論私の三国志と一緒であくまでも「創作」というのは念頭に入れて読むつもりではありますが、でも本当に全く知らないから楽しい。全く知らないというか、そこはかとなく知ってるから楽しいのかもしれない


孫悟空が三蔵っていう僧侶と旅をすることだけは知ってる


だけど何故そうなったのかとかは本当に知らないので、これからの展開楽しみ……100越えの長編冒険譚なんですよー! 嬉しい。


テンポがいい。


そして殺る時本当に殺るからいい。


「動かなくした」


の六文字で次のページ行く感じがいい。


「好きだから側にいる」


悟空のその極めてシンプルさがいい


他に好きな奴いたらそっち行くんかい~! っていう、そういう理論なんだけど、ある意味で曖昧! しかしある意味で鋼のように強固!!


悟空にとって 好きな相手かどうか で全てが決まるのがいい。


私普段「好きなだけで全て出来ない」話をほぼ書いてるので、


悟空のこのシンプルさが読んでて非常に心地良い。


じーちゃーーーーーーん!!!! って普通に泣きました


俺とお前、血なんか繋がってねーじゃんって

それを不思議がって、

でもそれでも「息子だからな!」つって笑ってくれるじーちゃんが素敵です


どっちかというと「家族なんだから」という七文字を押し付けられると全身に蕁麻疹たちまち出てきそうな精神をしている私なのですが、


でもこのじーちゃんの「お前は私の息子」はいい。すごくいい。


なんでいいかつったら「お前は私の息子」――だから偉くなれとか、ちゃんとしろとか、こういう風に生きろとか、そういうことを伴ってない、「所有物」として見てないからいいんでしょうね。


ただこのじーちゃんは「俺はお前を自分の息子だと思う」と自分の気持ちを述べているだけなんですよ。


つまり「私はお前を想っているよ」っていうことだけなんです要するに。


ゴチャゴチャ言われるのが大嫌いな孫悟空なので、そのシンプルさが気に入って、嬉しかったんだろうな🥰 すごくそういうの、快活明瞭な書き方をしてるのがいいですね。


三国志とかもね 結局あれは小説ではなく「記録」なので、実際の史実の書き方淡々としたもんなんですよ。報告書なんです。

ただその こういう事実があったよ っていう報告書だからこそシンプルで素敵な面がある。



孫策が袁術から独立した時に周瑜が合流してるんですが、どー――――――考えても周瑜が合流するタイミングがおかしい……。どう考えても合流するタイミングが現代。LINEで繋がってる現代の合流の仕方してるんすよ……。

「今袁術の奴に三行半出して出て来てやったわ。これから江東行くしさー お前も来いよ周瑜! また小さい頃みたいに一緒に遊ぼうぜ!✨」

「オッケー 分かった すぐ行くわ! あの川のとこに大きな木あるからそこで待っててよ」

「おう! 待ってるわ!」

の合流の仕方なんですよ


当時ですよ!?


当然携帯なんかなくて、もはや相手が正確にどこの街に何をしているかさえ分からないし伝えようとしても文で伝えるからその間にまたタイムラグがある中ですよ!?


なんで遠いとこにいた周瑜がそんないいタイミングで合流すんねん!!🥰


絶対この二人携帯持ってたよね!?💦っていう現代みたいな合流の仕方してるんですが、史実は報告書なのでそこ詳細を書かずに「この時周瑜が合流し――」という短い一文でサラっと合流の下り流した時に私は思わず読んでてオイオイオイオイオイオイ!!!!!!おーーーーーーーーーーーーい!!!! そこそんなあっさり流すとこちゃう!!!!! おかしい!!! 合流のタイミングおかしい!!! なんでそんなスッ✨と周瑜が合流したか教えて詳細を!!!!!!!と思わず叫びましたね



ああいうのが史実の色気なんですよ


事実だけシンプルに書く!!!!


だがああいうのに引っかかった時私は心底自分は創作の人間で、小説を書くべき人間なんだなと思います


気になる!!!! 気になるねんそこ!!! ほっとけないその「書かれていない部分」が!!🥰



そして気になり過ぎて「きっとこんなやりとりが実際あったのではないか……こういう関係だったんじゃないか……よし一回書いてみるか……」となるわけです



あそこの西遊記の、ちょっとだけ報告書っぽいサラッとした書き方テンポの良さが逆にリアルに何があったかだけを列挙してる史実っぽく、私には馴染み深い書き方なのですごく読みやすい✨ いいね


西遊記本当に内容知らないから楽しみー


牛魔王ってそういや聞いたことあるわ……でも何なのかは分からなかったし


西遊記や水滸伝はどっちかというと私にとって史実よりも小説感が強すぎて「興味ない」の分類に若干入ってたから読もうともしてなかったのよね


西遊記薦められたことあるんですよ友達に。三国志読んでるなら西遊記も読んでみたらって。


「うーん……西遊記ねえ……。孫悟空と……。……。……。」


「どんなメンバーで旅してるかくらい知ってるよね?※とても優しい友達なのにこの時だけ若干もうこの聞き方が強めだった」


「し、知ってるよー。基本的なことは知ってる。孫悟空と……豚だろ?」

「(アバウトな言い方だな……こいつ絶対本当に知らねえな西遊記)それだけか?」

「四人くらいいた 四人くらいいたのは知ってる」

「孫悟空と豚とあと二人!」

「孫悟空と豚と、あと緑だ 緑の奴だ 大概こういうのは赤(孫悟空)と黄色(豚)と来たら三番目の奴は緑だと相場は決まってる……あれだ!! 河童だ!! 河童ってオイ!!!」


「(河童は知ってるのが逆に腹立つな……)それだけか?」


「あとは……(いたっけ?)その……(アレ? いたっけ? もう一人)」


「それだけなのか?」


「…………💡( ゚д゚)ハッ! ※頭に桃太郎が完全に浮かぶ」


「(早く言えや リーダーやろ)そう!!」





「鳥だな!!!!!?✨✨※完全に頭にキジ的な何かが浮かんだ」




「三蔵だ!!!!!!!!!!!!!!!💢💢💢💢」




「三蔵だ」って突っ込み入れられたの人生で初めてでしたし、これから死ぬまでも二度と無いと思われます

いや違うのよ 三蔵は知ってたの あんまりにも「あと一人」って言われるからあと一人お付きがいたかな? って意味で考えてたの

だったら「そう それと三蔵だよね」って言ってくれればいいのにねえ😇


あまりにも重圧掛けられたから必死に謎の四人目考えちゃったよ


「百歩譲って鳥もいていいけど種類なんだ💢」って怒ってましたわ フハハハ!✨


私はキジっぽくて尻尾のすっごいながーーーーーーーーーいのが頭に思い浮かんでました 役割は偵察隊です 近くに村などがないか先に先行して見つけてくれる奴ですわ ぜひ旅のお供にはキジっぽいやつお連れ下さい 便利ですよ✨



それくらい西遊記はほんと内容知らんから 読んでて逆に楽しい……!

初めて西遊記系を読む✨



水滸伝は悪いけどまだ読む気ゼロです

108人の豪傑が出て来るって聞いて「出てき過ぎや!!💢💢」って思って以来関わっていません。

よく分からんキャラが出過ぎる話は嫌い 絶対キャラ大切にされてない 絶対出しただけであとほっとかれてるキャラいる🥰

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