第22話 願い
謎は残るから、最後は読了後すっきりする雰囲気にしたかったらしく、
例え苦しい背景を持つサブキャラでも悲しいだけで終わるのは嫌だから、何かその子にも意味ある何かを持たせたかったんだって
素晴らしいな考え方が……。
あくまでも私の印象しかないけど、
・読了後の読み手の気持ち
・ただの不幸キャラみたいなのを作りたくない、どのキャラにも大切な意味がある
この二つをしっかり押さえて書いていらっしゃるということがすごく分かった……。
説明される前から、あの方の話ってここがいいなーって思ってたまさにその部分。
私個人はこれ、作者の心構えであり常に持っているべき願いだと思っていて、
どういう作者の話が読みたいかってざっくり言うとこれが欠けてない人の話が読みたい。
というのもこの2点を大切に思う作者さんは、そんな突然読み手を置いてきぼりにして裏切るような展開書かない人だと思えるし、出て来たキャラ一人一人にちゃんと魂があるように書いてくれるから。
無意味なキャラ書かないってどういうことかと言いますと、
つまり無意味なおふざけや
無意味な死や苦しみも書かないんですよ……。
確かにこの方書いてないわ。
すごい。プロフィールの「サブキャラが主人公並みに活躍する」と書いてある、宣言通りだし。
自分の思想や願いがちゃんと自分の作品の中に反映されてる。
素晴らしいな……!
いやプロでもなかなかいませんよ!?
いやもうここ押さえてくれる人の話なら全然他の話だって素晴らしいはずや
私マタタビに夢中過ぎてこの話以外この作者さんが書いてたかな!?💦ってそこ見るの忘れすぎてて、思わず確認しに行っていやなかったんですが、仮に他の作品あってもこの方のはどんな設定の内容でも見に行ったわ……。
この方の話から感じる「なんか他と違うように感じる」っていうのがどこから来るのかなとずっと考えてたんだけど、
今日分かったわ
「サブキャラも主人公並みに活躍する話が好きです」
というこの思想なんだわ……完成度の高い作品に仕上がる極意。
この気持ちがあると多分、無意味なキャラを作らないし、無意味なサブキャラが存在しないことによって、作中に出て来るキャラ達が「意味のある行動」をするから、全体的な話の辻褄も合うし、丁寧に作られてるからキャラに魅力もあるし、キャラの隅々まで「大切に書いてあげよう」という気持ちが出てるから、だから作品の隅々までなんかその大切に書いてる優しい雰囲気のようなものが滲み出てるんだと思う
いや私も、本当にサブキャラが主人公並みに活躍する話が好きなんですよ。
だから多分、私も作品書いていますが、主人公以外のキャラも存在感はある作品だなとは思ってもらえるのは自信ある。
それにやっぱり、そういうキャラたちが変な展開になったりしないようにっていうことはとても気にしてる。
ただの嫌な奴とか。
ただの邪魔ものとか。
絶対イヤだ。そんなサブキャラ書くの。
なにかちゃんと意味を持たせてあげたい。
こういう部分を圧倒的に持ってる書き手さんなんだなっていうことがものすごく分かった 素晴らしい……✨
この方の話ならほんとどんな相手にでも「面白いから読んだらいいよ✨」ってこっちも安心しておススメできるよ……。
勿論第二部の進化系マタタビさんも楽しみなんだけど、
そんな作者さんが第一部、まとめ上げて来た中で……実はまだその存在自体に全く言及してない不思議なキャラが一人います。
不思議なほど、彼女の「生まれた理由」に言及がされてないのです。
恐らく第二部以降にその謎は引き継がれ、そういうの明らかになる時が来ると思うんですが、上記のような理由を考えると、例えどんな展開であれ、ちゃんと心あるエピソードがあり、何か大切な意味があって、その子も生まれたんじゃないかなと、全く今現在手がかりもないけれど、でもなんかそういう部分が信じれる。
きっとこの子の謎が明らかになる時も、意味があって、しかもきっと優しい理由でこの子は生まれたんじゃないかなってそういう気がする……。
なにかとてつもない悲しい怖いことがあったとしても、何かそこには優しい誰かの願いで生み出された結晶体なんじゃないかなあ。
私は現時点でもそんな風に思うよー🌠
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます