第9話 戦闘描写②

戦闘描写を考える時に楽しいのは、描写もそうだけど、対戦カードを考えることだと思います 誰対誰っていう部分ですね

誰と誰を一騎打ちさせるかによって、戦いの雰囲気も随分変わるのがとても面白くて気に入ってます。

緊張感出る場合もあるし、華やかな試合になることもある。

例えばフェルディナントVSネーリだと、好き合ってる者同士の【葛藤】や傷つけたくない【緊張感】とかが出るし、

ラファエルVSイアンだと、普段から対立してるので、「よーーーーし!!!!ようやくお前のことぶっ飛ばせるわ!!!!!!!✨」みたいな戦いなんだけど望んで殴り合える明るい雰囲気になって悲壮感とかはそんなない。

逆にフェルディナントVSイアンとかは友達同士なんだけど、どっちも軍人でいざ国を背負えば戦うのはしょうがないな、と思えるので、「恨みっこナシやで!」って一瞬笑い合ってから、あとは真剣に熱の入った打ち合いになるだろうし、

フェルディナントVSラファエルだとどっちも別に好戦的なわけではないので、戦う以上は負けられないねって技の出し合いの華やかな戦いになりそうだし。


みんな組み合わせで雰囲気違ってくるのが好きです


イアンは好戦的でどんな相手とでもやったるわい🔥なんだけど、ネーリ相手とかは「君のことは傷つけたくないんや!」とかいって案外分が悪くなりそうな感じがまたいい 


対戦カードを想像してどんな風になるか考えるのも実はとても楽しいんですよ

この二人は絶対戦わせたい!!っていうのもあったりするので、そういうのは話の展開でも舞台を用意することになりますね。


ラファエルとイアンは今のところ絶対ぶつけたいカードなんだけど、ポイントはラファエルが戦えることをみんな知らないので、ラファエルが初めて剣を抜く相手を誰にするかっていうのはとてもポイントになりますね 一度戦っちゃえばなんだあの人戦えるんだってさすがに分かっちゃうので

ラファエルが次に剣を抜くときが、事実上初戦になりますので、かなりいつにしようかな、相手誰にしようかなというのはじっくり吟味したいと思います


ラファエルはものすごく強いシュヴァリエ様なんだけど、でも彼は好戦的では全くないので、あまりにも戦いが重なって来ると、精神的にも落ち込んできそうな感じ……。その時に、ネーリかアデライードが側にいるだけで、この人は頑張れる人なんですが、この二人がいなくなってしまった時に、剣を抜いて戦わなきゃならなくなっていく中で、表面上は優雅に平静を装っているけど、ネーリの贈ってくれた【エデンの園】の絵を眺めることで、彼が勇気づけられるみたいな風に書けたらいいですね……。


今のところ考えてるのが、フェルディナント、ラファエル、イアンに全員ネーリの絵を一人一枚は持たせたい。そしてその絵がそれぞれに、意味あるものとして影響を及ぼすような風に書きたいです 

ネーリの絵を見て三人の男が何を思い、行動してくるかみたいなのを、戦いと、絵を、ちゃんと結び付けて表現してみたい 


とりあえずラファエルが【エデンの園】の所有者になって、

フェルディナントが【竜の森】の所有者になったので、

イアンにも何か描いてあげたい。

【陽の当たるスペイン船】はスペイン王妃様のものなので彼のものじゃないのです


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