第8話 戦闘描写①
戦記物が好きだ!と力いっぱい告白したんですが、全然戦闘描写書いてないじゃないかただの竜騎兵と画家の恋愛小説じゃないかと思われてそうなんですが、ジグラートを山で例えると多分60話現在全く登山にも取り掛かってない麓の街を「綺麗ねえ✨」なんて言いながらうろついてる段階で、ネーリがヴェネトを離れてからは激しい山との戦いだけになりますので、私と同じように「恋愛小説より戦闘描写が好きだ」という方もう少しお付き合いいただけたら幸いです
今書いてる人間模様を土台にして、三国は勿論ここに私の大好きな心の故郷イングランドとかもがいずれ関わってきたりしての【アドリア大戦】になっていく予定なので、今描き出してる素材を見つつ、目の前に見えるマッターホルン的山に「これから上るのか~✨」と思っていただくシステムが一番いいかなと思ってます 人物書いてから戦闘描写書くって本当に進んでいく過程が山登りと似てる。
まずしっかり下準備をし、その揃えた道具を活用して登っていくっていう。
戦記物いいですよね……。大好きです……!
ジグラートでネーリが「女性」ではないのは、もしかしたら戦記物にしたいから、という理由が関わってるかもしれない。別にフェルディナントと恋愛してるので、いいんですよね彼が女性でも。ただ、女性にするとフェルディナントと恋愛面が非常に浮き彫りになる感じがしすぎて、私は敬遠した所があります。
勿論戦える女性はしっかり存在するのですが、ジグラートで描きたいのは恋愛より戦う魂の方だから、ネーリが男なのかも。
逆にフェルディナントが女だったらネーリも恐らく女にしました。
同性にすることで二人が対峙した時の見てくれのつまらない恋愛感を下げたかった意図があります。
対等な人間が命を懸けてぶつかり合った時一番戦記物はカッコいいな!と思っているので。
男女でも本気で戦った、っていうのは無茶苦茶カッコいいですが、
男女だったから本気で戦えなかった、っていうのは個人的にとても嫌なんだ
更にラファエルやイアンとの関係性を鑑みた時に、フェルディナント、ネーリ、この四人が「別の勢力を率いる四人の若き指揮官」としてなるべく凹凸なく表現したかったのでネーリの性別は男を選択しました
でも別に家族を失ったフェルディナントと、母国を失ったネーリと、二人が大好きなフェリックスが一緒のお家で仲良く暮らすのかーって想像すると全然収まりいいですよね というか何一つ幸せでないことなんかありませんな!と思いますです
お察しの通り今はネーリに懐いて「クゥ」とか可愛く鳴いてるフェリックスですが、ネーリがヴェネトから去ると元通りのクールで好戦的な騎竜に戻り「グオアアアアアアアアアアアーーーッッ!!!!!!」とかいう咆哮をあげる子にちゃんと戻りますので、今だけのサービスショットだと思ってフェリックスの「クゥ」をぜひご堪能下さい✨
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