猛威を振るう愛嬌トルネード

愛彩

猛威を振るう愛嬌トルネード

愛嬌。

自分で言うのもなんだが

人並み程度にはある方でしょう。


とある方から

『接客のお手伝いを頼むべきだった。』の

別の言い回しとして

『貴方の愛嬌が猛威を振るうべきでした。』と言われた時には、

なんという言葉遣いをする方なんだろうと

驚いたものでした。



愛嬌。

またの名を八方美人。

苦手な方も居るでしょう。

まぁ、全人類から好かれるなんていうことは

無理なのであります。

遠回しに八方美人であることを

伝えられたこともございます。

勝手に悲しい気分になったりもして。

悲しくなりつつ、変なプライドは

ありますので、笑顔を抑えて、

ブスっとしておこう、とはならないもので。

厄介な性格であります。



今回はそんな、悲しい気分だなんて

吹っ飛ぶ愛嬌マスターのお話をひとつ。

友人で、私なんぞ比べものにならない程の

愛嬌マスターが居るのです。


恋愛経験も豊富でございます。

年上の方も、裕福な方も。

そんな彼女が現在お付き合いしている相手。

年下のおとこのっこ〜。


彼が彼女を好きになったきっかけを

聞く機会がありました。

『彼女は、誰に対してもいつも笑顔である。

 僕には、それが出来ないから

 素敵だと思ったのだ。』と。


ほぅ。そう思える貴方が素敵だ。

少しヤンキーちっくな外見な彼を何故

彼女が彼氏に選んだのだろう?と

一瞬でも思った自分を恥じましたね。

彼女が選ぶだけの立場でも無いですしね。


これは、愛嬌マスターが、惚れる訳です。

納得でございます。

なんだか勝手に幸せな気分になりました。


それでは。

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猛威を振るう愛嬌トルネード 愛彩 @omoshiroikao

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