あとがき + 第二部予告

皆さん、こんにちは。tentacle_masterです。『魔法少女を堕とす触手怪人になった俺』を読んでいただき、ありがとうございます。


これは私が初めて書くウェブ小説です。まとまりのあるストーリーを持つ短い章を一つ書き上げるだけで、これほど多くの時間と労力がかかるとは思ってもみませんでした。


これからは、好きな作家さんの更新が遅いと文句を言うのはやめようと思います。


物語は、当初私が考えていたよりも長くなりました。執筆中に、堕天したちのメンバー一人ひとり──美姫、蒼、茜、焔、そして私のお気に入りの千代子──との絆を感じ始めました。(そして、はい、千代子と結婚したからといって、主人公がハーレムの他の女の子たちとえっちなことをやめるわけではないので、ご心配なく)


皆さんも同じように感じていただけたなら、あるいは少なくとも、この本が娯楽として十分楽しめるもので、費やした時間が無駄ではなかったと思っていただけたなら幸いです。


物語についてですが、第一部はここで終わりです。


しかし、作者が言っていたように、千代子の子供が生まれるまでには、まだ多くの未解決の伏線が残っています。第二部のプロットは完成していますが、続きを書く前に、短い(あるいは長い)休憩を取るつもりです。


(そして、はい、ぜひコメントやレビューを残してください。それが、次のシーズンに取り掛かるための大きな励みになります)


約束通り、第二部の予告編です。より強い敵、より高いリスク、そしてもちろん、さらなる「パワーアップ」と戦いが待っています。


=====

俺が魔法少女を堕とす触手怪人になった件 『黄昏のトーナメント』アーク


結婚式の後、生活はめちゃくちゃになった。あの日から約一ヶ月、蒼と美姫が「新婚祝いのプレゼント」をくれると言った時のことだ。


彼女たちのアルバムやコンサートからの莫大な金が、俺のボロアパートからの脱出資金となった。俺たちは今、広々とした豪華なペントハウスに住んでいる。俺たち全員と、同居する五人の幽霊メイドたちにとっても十分な広さだ。


千代子の小さなお腹の膨らみは、より目立つようになり、俺たちの奇妙な家族がまだ成長していることを示す、絶え間ない、幸せなリマインダーとなっていた。


昼は、美姫と蒼が音楽界を征服していた。夜は、堕天したちが、この街の静かで、冷酷なまでに効率的な守護者となっていた。初めて、物事が安定していると感じた。平和でさえあった。


もちろん、全てが地獄に落ちたのは、まさにその時だった。


俺が、馬鹿みたいに快適な新しいソファでくつろいでいると、蒼が、険しい顔で入ってきた。彼女は、一通の、華麗な、黒い封筒を手にしていた。


「マスター」彼女は、張り詰めた声で言った。「これが、たった今届きました。郵便で来たのではありません。ただ…玄関先に、現れたのです」


彼女はそれを俺に手渡した。その紙は古く、重々しい手触りで、天秤と魔法の杖が描かれた奇妙な蝋の紋章で封をされていた。


俺は封を破り、一枚の羊皮紙を取り出した。その言葉は、きらめく、銀色のインクで書かれていた。


魔法少女同盟、都市間評議会の布告により

未認可部隊、堕天したちへ:


貴殿らの都市の公式魔法少女チーム、光のイージスが排除され、置き換えられたことを、我々は確認した。

貴殿らの派閥は、現在、支配権を握っている。これは、容認しがたい規約違反である。

よって、貴殿らを、国家最高の魔法少女チームを決定するためのコンテストである、百年に一度の『黄昏のトーナメント』への参加を召喚する。


貴殿らの参加は、任意ではない。

賞品:公式な承認、莫大な資源、そして評議会によって与えられる、任意の恩恵一つ。

罰則:参加を怠った場合、貴殿らの派閥は、悪の闇の部隊として烙印を押される。全国の同盟所属魔法少女に対し、即時抹殺命令が発令される。

貴殿らの都市の元チームの運命もまた、貴殿らの服従にかかっている。彼女たちは、裁きのために評議会の前に引き出されるであろう。

トーナメントは、一ヶ月後に開始される。二十四時間以内に、参加の意思を表明せよ。


俺は、それを二度読んだ。それは、完璧に仕掛けられた罠だった。

魔法少女ショー全体を運営する、影の組織が、ついに俺たちに気づいたのだ。

そして奴らは、俺の家族全員の頭に、銃を突きつけた。

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俺が魔法少女を堕とす触手怪人になった件 テンタクル マスター @tentacle_master

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