【街】 4-③
真っ黒な髪と、ピンクのグラスのミラーサングラス。ノニが渡した白銀色のスネークチェーンのネックレスは黒いTシャツの首元からしっかりと見えている。
「このパーカーとか可愛いけど。」
ノニが頭から被るタイプのモスグリーン地のワッペンのついたパーカーを見せると、イリセは首を振った。
「こんな服着たことないし……いつもYシャツとジャケットだったから……」
「だからこういうのを着るんだってば。カチッとした格好だと印象が同じになるからさ。」
街中の小さなカジュアルショップで、肩にフェレットのような姿になったセジュラを乗せて、ノニはイリセの洋服を選んでいる。
目立つから敬語はなし、とビルを出る前に取り決めて、友人として休暇に付き合った後に予約時間に病院へ行くことにしたが、イリセはいつもグループ系列の百貨店で服を仕立てられていたらしく、「自分で着る服を決めたことがない」と言い出した。
「希望もないのに人の選んだものにケチをつけるなんて、一番良くないぞ。」
「………このピンクのサングラスは文句言わずにつけてるもん。」
「そんな可愛い喋り方をするなら、グラスがハートの形のやつを買ってやれば良かったな。」
今にも頬を膨らまさんばかりのへの字口になり、イリセはサングラスの奥からノニを見つめている。そして店の中を見回して眉を少ししかめた。
「もっと、ノニくんみたいなかっこいいやつがいい。」
そう言われてノニは自分のライダースジャケットを見下ろしてから、少し離れてイリセの全身を見た。
「Tシャツは黒いし、裏地のないモッズコートとかでいいか。」
店内を見回して品物がなさそうなのを確認すると、ノニは「別の店に行こう」と出入口の方へ向かう。イリセは素直にノニの後ろをついて来るものの、人混みをあまり歩き慣れていないらしく、何度もすぐはぐれてしまい、大通りを歩く時はセジュラをイリセの肩に乗せなければならなかった。
辿り着いた別の店でカーキ色のモッズコートを買って羽織ってからイリセは少し機嫌が良くなった様子で、大通りも上手に歩けるようになって楽しそうな表情をするようになり、今は大通りから路地を数本入ったところのアクタクリニックの壁にもたれてほうじ茶ラテを飲むノニの隣でクレープを頬張っている。
「楽しいかァ、センム。」
「うん。……何より体がすごく軽いからさ。」
「まあ、普段あれだけ色々憑けてりゃあなァ。」
アクタクリニックはこの街ではそこそこ有名な病院だ。基本的には内科が中心のいわゆる町医者で設備も大きな病院ほどは整っていないのだが、院長以下所属している医師の腕が良いと評判で、難しい病気でも的確な判断が受けられるとあって、最近は外来予約をしないと受け付けて貰えない。今は昼休みの休診の時間帯なのだが、予約の時にこれくらいの時間に来いと院長自ら言われたのだ。
そうこうしているうちにクリニックの扉が開き、受付担当の女性が顔を覗かせた。
「ノニさん、院長先生がどうぞって。」
ノニは壁面から体を起こしてクリニックの出入口に向かい、扉を押さえてイリセを振り返った。クレープを食べ終わって残骸の紙を丸めてポケットに突っ込み、イリセはノニの後ろをついて来る。
勝手知ったるクリニックだ。受付と処置室を通り過ぎ、奥のカーテンの向こう側の階段から地下に降りて院長室の前まで来て、ノニはドアをノックしてからドアノブに手をかける。部屋の中に入ってからドアを支えたままイリセを中に入れて、ノニはドアを閉めた。
上の処置室と同じような雰囲気で、ドアから真っ直ぐ奥に大きな机が壁に向かって設置してあり右側には紙の資料が並んだ本棚がぎっしり、左側には診察用のベッドといくつかの機材がある。
「何だ、おまえも同伴とは珍しいな。やっかいなのか。」
椅子の背もたれ越しにノニに視線を寄越してから、アクタ院長は椅子ごと振り返った。白い髪が肩で切り揃えられ、強くつり上がった細い目が並んだ顔に女性らしい豊満な体が連なっている。長い手足に大きな胸と尻、久しぶりに見るもののノニはいつまで経ってもこの人に接するのは慣れない。
「ややこしい案件ではあります。何しろ例の粉で奥の五感がだいぶ開いてしまっているので。」
「ホー…どれどれ。」
アクタ院長は立ち上がってイリセに手招きし、奥の診察用のベッドに座るように指示をした。イリセはちらりとノニを振り返りながら素直に従ってベッドに座ると、サングラスを外し、指先で瞼を押し上げられて瞳を見つめられ、瞬きをすまいと碧の目を大きく開いてじっとしている。アクタ院長はしばらくしてノニを振り返った。
「ト………じゃなかった。そこの引き出しからレンズ出してくれ、ノニ。」
指示通り壁にくっついている大きな机の引き出しから、黒光りする枠組みにはまったルーペのような形をしたレンズを取り出して、ノニはベッドの方へ近付いてアクタ院長に手渡す。それを使って立ったまま姿勢を屈めてイリセの両眼を覗き込んでから、アクタ院長はため息を吐いた。
「ずいぶん長いこと経ってるな……かなり入り込まれてる。抜き切るまで少しかかるぞ。1週間……いや、10日前後だな。」
ノニはそれを聞いて横からアクタ院長の手元を覗き込み、素直に従ってはいるものの借りて来た猫といってもいいくらいに大人しいイリセの顔を眺めた。そしてアクタ院長の方に視線を向ける。
「3日くらいで何とかなりませんか。」
「ムチャクチャを言うな愚か者。そもそも何でこんなに弱っているんだ?」
「顔見えないくらい生き霊憑いてたンだよなあ、このお坊ちゃん。」
セジュラがもそもそとイリセのモッズコートのフードの中から顔を出して、アクタ院長に言う。彼女は苦い顔をして姿勢を起こし、イリセから顔を離した。
「あの会社の次期社長ともなれば、ということか。仕方ないから栄養剤もつけてやる。」
「良かったなセンム! ありがとな、ロク先生。」
鼻から息を吐くようにして踵を返して机に戻り、アクタ院長はカルテと処方箋を記入し始めた。コリコリと万年筆が紙の上を走る音が響く中、ノニはベッドに座ったイリセの傍に立って、フードの中にいたセジュラを掴んで取り出した。
「今朝ブラッシングしたので、あんまり抜けないと思いますよ。」
そう言いながらノニはアクタ院長の机に近付いて、セジュラを机の上に乗せた。アクタ院長がちらりとセジュラに視線をやって「髭はどうだ」と呟くように尋ねると、セジュラは自身の両手でかりかりと鼻先の髭の部分をこすった。
「お、一本抜けたわ。これでいいか?」
セジュラの手からアクタ院長が万年筆を離して髭を受け取ると、その一本の髭はするりと伸びて太く、長くなった。いつもセジュラが常態としている時の大きな犬の姿のものと同じ太さと長さだ。
それを眺めてからアクタ院長は処方箋をノニに渡して、「金はいい」と言いながらちらりとイリセの方を振り返った。
「イリセグループと微かでも縁が出来る方が良いからな。返って来る恩は売るに限る。」
イリセが驚いて不安そうな顔でノニを見るのを、ノニは片手を振って首を振る。
「お礼とかそういうのじゃない、この業界に携わる者は縁ってものがあることで受ける恩恵がそれなりにあるんだ。あなたが社長にならなくても縁はなくならないから心配しなくていい。」
納得のいかないような不思議そうな顔でノニを見ながら、イリセはアクタ院長の様子を見ながらおずおずと立ち上がった。
「いつもの店でありますかね、コレ。」
ノニが机から離れて処方箋を見ながら視線を上げずに問うと、アクタ院長は「ああ」と返事をした。そしてイリセを振り返って机の上に頬杖をつく。
「君、歳は?」
イリセはきょとんとした顔でアクタ院長を見て、それから躊躇いがちに口を開いた。
「二十七歳です。」
ノニが驚いてイリセを振り返ると、アクタ院長は「やはりな」と言いながら処方箋をもう1枚出してカリカリと記入し始める。
「何を驚いてる、ト……ノニ。おまえと同じだ。何かによって成長度合いがヒトの速度から狂っている。」
イリセはどう見ても20代前半くらいの学生のようにしか見えないし、喋り方も性格も妙に幼いのは分かっていたものの、ノニはまじまじとイリセを見つめた。
「あの、童顔だとは言われますが……その」
困惑した様子で言うイリセを見て、顔だけの話ではないとノニは思った。
「まあ君の場合はそこまででもないが、一応薬は出しておくので気が向いたら飲みなさい。いずれ立場的に困ることもあるだろうから。」
書き終わった処方箋をイリセに渡すアクタ院長に、セジュラが首を傾げて「髭、もう一本いるか?」と尋ねる。アクタ院長はふと笑って首を振った。
「これは微かな縁をより強固にしたい下心だ。必要ない。」
イリセが処方箋を受け取ると同時に、セジュラがちょろちょろとイリセの体に昇ってまたフードの中に収まった。ノニはイリセに手招きして促しながら院長室のドアを開ける。イリセが廊下に出て部屋の中を振り返ると、ノニも同じように振り返った。
「ありがとうございます、ロク先生。」
ノニがそう言うと、アクタ院長は椅子ごと振り返って2人を見送るように眺めた。
「ありがとうございました。」
イリセも丁寧に頭を下げると、アクタ院長は片手を上げ「ああ」と返事をしてひらりと手を振り、ノニがドアを閉めると同時に、隙間から椅子をくるりと回して机に向き直るのが見えた。
地下から上がって受付を通ると「おだいじにー」と軽い声が聞こえ、受付の女性がひらりと手を振るのに対してイリセが会釈をして応じる。
クリニックから出て、ノニは手に持った処方箋を見てからイリセの手の中にある処方箋の方も覗き込んだ。
「同じところで行けそうだね。こっち。」
大通りとは反対側の路地を指差して、ノニはイリセと並んで歩く。ノニは早足気味に歩く癖があるのだが、身長に差があるためかイリセはごく普通に歩いているように見える。
何本か路地を入って人通りがほとんどなくなったところで、ガラス張りの小さな店の前でノニは立ち止まった。中には絵が何枚も飾ってあり、ギャラリーであることが一目で分かる。ガラス戸を押し開けて入ると、奥から年老いたノニの腰のあたりまでしかない小男が現れた。
「ほいほい、久しぶりだね。そっちの子は新顔かい? 口は硬い?」
ノニがちらりと見て答えるように促すと、イリセは「はい」と怖々とした口調で答えた。無理もない、相手はギリギリ人間に見えるがそうでないかもしれないというレベルの人物だ。さっきのアクタ院長とは変化のレベルが違う。
「あ、セジュラくんはここでお留守番ね。キミ、でっかいから。」
「うえーい。」
セジュラがイリセのフードから滑り降りて床にトンと音を響かせる。店主がちょいちょいと手招きしてギャラリーの奥へ進むのを躊躇いなくついて行くノニに対して、イリセは不安そうに小型犬のような姿になって床に転がっているセジュラを振り返りながらついて来た。
「よいしょ、よいしょ、ごめんね、場所変えたの。」
はしごを持って来て高い位置にある一枚の絵に向かってかけて昇って行く店主を見上げて、ノニははしごを下から支えてからイリセを振り返った。
「ついて行って。わたしも後から行くから。」
イリセは驚いたような顔でノニを見た後に視線ではしごを辿って上を見上げ、昇って行ったはずの店主が消えていることにさらにぎょっとしたような顔をしてばっとノニを振り返った。
「絵で入口を隠すフェイクの映像技術……だと思えばいい。」
「………だと思えばいい?」
「現実も仮想現実も異界も夢も、視覚で見えるものは同じだから。ほら、行け。」
ノニがイリセの尻をぽーんと片手で軽く叩くと、イリセは少しだけ頬を赤らめて口をへの字にしてはしごを昇り始める。紺色と赤の絵の具が入り混じった夜を表したような絵の奥に何か小さな建物が建っているように見えた。
「額縁に手をかけて頭から入れ。」
「はいる?」
言われた通りにイリセがぐっと頭を突っ込むと、「わあっ」と言いながら体がずるりと絵の中に沈む。ノニはそれを見届けてからはしごを昇り、同じように絵に頭を突っ込んで夜の荒野に転がり出た。
すぐに立ち上がってから、目を白黒させて座り込んでいるイリセに手を伸ばして引っ張り上げて立たせ、ノニはそのまま手を繋いで少し離れた古い小屋の方へ向かって行く。
「ノニ、ッ……ノニ、くん?」
声が上手く出ないのか名前を呼ぶイリセを振り返ると、驚いたように目を見開く。イリセの髪は元の金色になっていた。
「………目の色…………」
「ここは、あらゆる変化が効かない場所なんだ。だからセジュラは入れないし、わたしの目も赤金色に戻る。」
「あかがね………」
「人によっては琥珀色とか言った奴もいたけどね。色々なものを見ると汚れるんだ。銅は汚れると黒ずんでいくだろう?」
手を繋いで歩きながら誤魔化すようにそんな話をして小屋の前に辿り着き、ノニは古い木製の障子張りの引き戸を開けた。狭い小屋の中にぎっしりと並んだ棚に、乾燥させたおかしな形の植物や、干からびた小動物を詰めた瓶が幾千幾万とも思えるほど詰まっている。手前にある台の上には長方形のカゴに布や紙が綺麗に円形に丸められて盛られ、不思議な形の木の実のようなものがいくつも並べられている。天井からは正体の分からない何やら大きな塊が色々と吊り下げられており、照明がロウソクで暗いために全て薄灰色に見えるそれが、小屋の中を進むと否応なく顔を掠めていく。全体的にごちゃごちゃとしたその中を進んで、ぶつかった黒いものの額に当たる毛皮のような感触にノニは仏頂面になった。
持っていた処方箋をイリセに渡して奥の台を指差し、先ほどと違って人間ではなく毛の生えてない青い肌に角の生えた小鬼の姿になった店主に渡すように促す。
躊躇いがちに渡すイリセから小鬼は「はいはい」と処方箋を受け取って、台の下でごそごそと動いてから薬を磨り潰す薬研をごとりと取り出した。
「ノニちゃんはないの? セジュラちゃんの煙草とか。」
台の下に何故か並べてある駄菓子を物色しながらノニは「ない」と返事をした。イリセは不安そうな顔をしながらも、きょろきょろと店内を見回している。
「そこのお兄ちゃん名前は? 惚れ薬とかどう?」
「あ、えっと………僕は」
「名前はセンム。惚れ薬はいらない。」
残念そうに「ちぇー」と口で言いながら薬研から粉を作り、小鬼は次はビーカーで薬剤を混ぜ合わせ始めた。イリセははっとしたように口元を押さえ、眉を下げてノニを見る。
人に交じる怪異はそれなりにいるが、人とあまり接していないにも関わらず妙に友好的なものの方が逆に怖いことがある。アクタ院長は半分以上人間だが、この小鬼には恐らくヒトの血筋は全く入っておらず、人間社会に溶け込んでいるように見えても人間のそれとは行動原理がまるで違う。この薬屋の店主の小鬼は自身では人を喰ったり悪さをすることはほとんどないが、対価を受け取れば収集した情報をすぐに渡すのだ。こういうものに名前を握られると面倒なことになる。
紙袋に薬を詰めて小鬼は「ほい」とイリセに渡した。イリセはノニを見て「お金は普通の?」と聞いて来る。ノニはポケットから少しだけ取り分けておいた「神に拝する粉」を取り出して台の上に置いた。
「へぇ、珍しい、*#%%!0Jの死体粉だね。ほいほい、いいよいいよ。おまけもあげよう。」
発音として上手く聞き取れなかったが、思った通り馴染みのものであるらしい。小鬼の店主はとことこと店内を歩いて棚の下の方を漁り、薄い長方形の5~6センチ程度の白い塊を取り出した。
「ノニちゃん、まだあれ使ってるよね? こんなもの射れるの、ボクのお客さんではノニちゃんくらいしかいないからさ。あげるあげる。」
手を差し出してそれを受け取り「どうも」と尻ポケットにしまい込むと、ノニはイリセの手を握って引っ張り、店から出る。イリセが反対側の腕に紙袋を持って、ノニに引っ張られながら振り返って「ありがとう」と言った瞬間、白い壁面のギャラリーの中へとするりと抜け出た。
「おお、帰って来たな。」
飽きたのか苦痛になったのか、中型犬くらいの大きさになっていたセジュラが尻尾を振りながらノニとイリセの周りをくるくると回る。時間は昼をだいぶ過ぎたもののまだ夕方には少し早い時間帯だ。またフェレットのような生き物になったセジュラに腕を伸ばして肩に乗せ、ノニはギャラリーから出た。
「ノニくん、あの………」
大通りに戻る途中でイリセがふと立ち止まって声をかけてくるのに振り返り、今日一日のことを色々聞きたいのかもしれないとノニはイリセに向き直った。
「僕、お腹空いちゃった。」
何一つ質問して来ないことに逆に不気味さはあったものの、ふと、彼の育って来た環境を考えてノニは息を吐き出した。周りの人間の、特に大人の顔色を、空気を、これから起こる出来事の先を読み続けて育ったのだ。あれだけの生き霊を周りに憑けて、苦しみも何も感じないように自分を騙すことを体と心が覚えたのかもしれない。
首にかかった守りと、周囲から奇異に見られるようになるまで怪異を見るようになった瞳が、その現実の重苦しさから彼を解放しているのだと思うと、ノニは何だか不思議な気持ちになった。憐れみというような、決して彼を下に見るような気持ちではないのだが、少しだけ考え込んでからノニは答えの足がかりのようなものに思考が届いた。
「何が食べたい?」
イリセに尋ね返すと彼は「……ミートソースのスパゲッティ」と本当に子どものような答えを寄越した。それが可笑しくて思わず笑い、ノニは「こっち」と指差してイリセを促す。
たまにいるのだ。
現実で色々なことに縛られ過ぎていることで、異界と関わる世界でしか自由に生きられない人間が。おおかたの人間はそれでも現実世界で生きていくのだが、そういう人間は現実的ではないことでも目の前で起こってしまえば簡単に受け入れる。「こういう世界もあるのだ」と、疑問すら感じずに思う。
世界をただ受け入れること。
それ自体は子どものような性質ではあるものの、あの超巨大企業の次期社長の器であるという証左なのだろう。
ノニの中の不思議な気持ちは、恐らくある意味でノニと同属であろう彼への友情に近い好意の感情だった。
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