概要
時の彼方へ、宇宙の彼方へ、異世界の彼方へ、そして可愛い後輩「かなた」へ
のっけからメタな話で申し訳ない、涼宮ハルヒと俺、そしてSOS団の話は谷川流という作家の作になる「涼宮ハルヒの憂鬱」に始まる一連の書籍に綴られてきた。で、その作品世界から派生、というか、分岐した世界ってのが、今、俺達のいる世界らしい。俺にはどうでもいい話なんだが、その世界の分岐が起こったのは俺達が高校一年生の三学期、それもその終わり頃だったというのが「かなた」の説だ。とんと俺には自覚がないが、確かに俺と長門の関係がそれまでと少し違う方向に動き出したのはその頃だったのかもしれない。
俺が思い起こすに、多分そのきっかけとなった出来事は、三月の初め、ひな祭りの前日に俺の心に沸いたちょっとし悪戯心がなした出来事。ハルヒに引っ張り回された一年間で、生来俺に染みついていた受け身の傍観者という立ち位置が
俺が思い起こすに、多分そのきっかけとなった出来事は、三月の初め、ひな祭りの前日に俺の心に沸いたちょっとし悪戯心がなした出来事。ハルヒに引っ張り回された一年間で、生来俺に染みついていた受け身の傍観者という立ち位置が
おすすめレビュー
書かれたレビューはまだありません
この小説の魅力を、あなたの言葉で伝えてみませんか?