最初から終盤まで、ちょっとした違和感が散りばめられていて、最後の最後にそれがスカッと回収される面白い作品です!話の内容と構成、視点、全てがこのオチに繋がっていたかと思うと感服、脱帽、拍手です。作者様の目論見?どおり、思わず読み返してしまいました…笑
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(547文字)
作中では語られることのない事件を偶然にも解決した主人公の山崎と、彼の超能力を疑うヒロインの綾子。我々読者は綾子と一緒になって、どう見ても超能力を隠しているであろう山崎がボロを出すのを期待しますが、そこには本作ならではの世界の秘密があります。百聞は一見に如かず。結末まで読めば、もう一度読み返すこと間違いなしです。