第4話

「そういえば、春も妹居たじゃん、獣人のこいつ獣人コレクションしたいんだって、だからしかも高値で払ってくれるよ。」


 頭に一瞬で血が上る。


 「青山くんは年下ならさらに破格で買ってくれるんだろう」


 何を言ってるの?


「おう!プラス3万は付けていいぞ」


「だって、じゃあ13万じゃ!良かったじゃん!私達にご飯を奢って・・・」


パチンと強い音が鳴る。


 「妹は私の 物だ!!誰にも渡させない!」


「イタァ・・・せっかくオススメしてあげたのに、叩くなんて最低」


「酷い!!」「今のは理不尽だ」


こんなの・・・その子に比べたら・・・あなたと私がし てきたことに、比べたら


パチンと叩かれる。


空「一回は、一回は、あともうあんたとは口聞かないから」


「私も」「なんか、今日変だよな。アイツ」


「わかる!あとノリが悪い」


ほっぺたに痛みが走る。


考えれば、人に叩かれたことなんてなかった。


妹にも・・・


「・・・はぁ」


空「きもぉ、アイツニヤニヤしてるし、マジでイカれてるんじゃん」


 


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虐めていた獣人の妹。差別禁止法が消えた日、妹も消えた。 @eacon

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