• マイページ
  • 小説を探す
  • ネクスト
  • 書籍化作品
KADOKAWA Group
  • ログイン
  • 新規登録(無料)
竜の器と囚われの贄姫

竜の器と囚われの贄姫

神崎右京

おすすめレビュー

★で称える
★★★
★3
1人が評価しました
本文あり
日付が新しい順

本文ありのおすすめレビュー

  • 早坂知桜
    187件の
    レビューを投稿
    ★★★ Excellent!!!

    バラの香りに満ちる想い――守るための魔法も嫉妬も、すべては愛のかたち。

    静かに寄り添うはずの旅路は、甘やかな香りと胸を締めつける想いに彩られていく。
    アルヴィンを救うために――そして「婚約者」として傍にいるために、カルロは誰よりも強く魔法を振るい、誰よりも執念深く守ろうとする。
    バラの香りで不安を鎮める優しさもあれば、嫉妬に燃えて元婚約者を容赦なく罰する苛烈さもある。
    その全てが、ただ一人を想う不器用な愛に繋がっている。

    やがて竜の影を追う旅の中で、新たな令嬢の宣戦布告まで飛び出し、物語は波乱の予感に包まれていく。
    けれどどんな危うさも、愛がある限り乗り越えられる――そう信じたくなる、切なくも甘やかなお話でした。

    • 2025年9月7日 05:07