君がくれたもの

@rei831

最初で最後

俺には付き合って5年もする彼女がいた。


15歳の頃、交通事故で両目を失明して


そっから5、6年も親と同じぐらいずっとそばにいてくれた彼女がいた。


けれど顔は見たことは無い、声と匂いしか覚えてない


ある時、家に帰ると彼女は床に倒れて


お腹が痛くて、めまいがするって言った


その後すぐに救急車を呼んで病院に行った。


「胃がんの末期ですね、」


脳内が真っ白だった、周りの空気が寒いか暖かいかすらわかんなかった。


君は俺より先に逝ってしまうんだ


目も見えない俺を支えて、君の人生が終わるんだ、


そう思った瞬間後悔しかなかった


「なんで俺なんかと付き合ったの、」


「え?だって、私が君といたいって望んだからだよ」


「いいの、ほんとうにそれで、」


「私の人生だもの、あなたと一緒にいる時間は幸せだった。それでいいの、あなたは私が唯一愛した人なのよ」


そう彼女は言った、無感情のように月日は流れて。


お別れの前に彼女は自分の角膜を俺に移植した。


...


目が覚めるとそこには光が刺していた


そんなのはどうでもよかった


家に帰って、彼女と過ごした家に帰って


君の顔が見たいんだ


そう思って必死だった。


どんなに探しても写真が出てこない


出てきたのは、真っ黒い写真に手紙が添えてあった


「もう私がどんな容姿だったか探さなくていいんだよ?、次あなたが愛した人が私なんだよ!!」








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