美しい翅
「蝶の翅はどうしてこんなに美しいのか?」
ウッドデッキの掃除中、床に落ちていた3枚の鮮やかな翅。
体は…ない。蜘蛛か蟻に食されてしまったのかな。
弱肉強食の昆虫界。蝶の天敵はたくさんいる。カマキリ、クモ、トンボ、スズメバチ、鳥など。我が家のウッドデッキには数匹のクモが住み着いているので、多分この中の誰かが……。
箒で床を掃きながらいろいろ妄想する。
さて、この翅どうしようかな。ゴミ箱はかわいそうだな。
もしこれが、カマドウマの足や死んだダンゴムシだったら
悩むことはないだろう。(ゴメンヨ。カマドウマ・ダンゴムシ)
蝶や蛾の翅には、なにか引き付けられる特別な魅力がある。斬新な色やデザインが感性に訴えてくる。まさにアート。
翅の主を調べてみた。白と黒と赤の翅。
アカボシゴマダラ(赤星胡麻斑)というタテハチョウ科の蝶。
中国、朝鮮半島、ベトナムなどを原産とする外来種。関東地方を中心に分布を拡大しているそうで、外来生物法における特定外来生物に指定されている他、環境省及び農林水産省が作成した生態系被害防止外来種リストでは、「重点対策外来種」に選定されている。
ちなみに我が家は関東の端っこなので、もしかして関東以外にすでに生息しているのではないか?そもそも、この蝶の発生は誰かが日本で放ったのかな?何のために?珍しいから?綺麗だから?私は、山野草が好きで草花の名前を調べると、意外と外来種が多くて驚いていたけど、昆虫界もそうなのかな?
持ち込んだり、乱獲したり、不自然な物(タイヨウコウパネルナド…)置いてみたり……。人の数だけ様々な角度から
人為的に本来の自然環境が少しずつ変わっていると改めて思った。
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