012 第11話:支配実験開始
深夜2時。神崎家の全員が就寝した頃、デヴォラントは静かに行動を開始した。
自分の部屋でパソコンを起動し、ハッキング技術を活用して作業に取り掛かる。今夜は重要な実験の開始日だった。モニターの青白い光が、暗闇の中でデヴォラントの顔を照らしている。
鰐淵美桜に対する完全支配実験。
これは単なる復讐ではない。人間の心理的脆弱性を利用し、完全に支配下に置く技術の実証実験だった。より大規模な作戦――社会の頂点への登攀――に向けた、重要な技術習得プロセスの一環である。
デヴォラントの指が、キーボードの上を正確に踊った。王の戦略的思考と李の技術的知識が完璧に融合し、一つの完成された計画として実行に移される。
まず、美桜の本名「鰐淵美桜」でインターネット検索を実行する。SNSアカウント、学校関連の情報、家族に関する情報。ウェブ上に存在するあらゆる情報を収集した。
検索結果は予想以上に豊富だった。美桜は明らかにSNSでの存在感を重視しており、複数のプラットフォームで積極的に活動している。その活発さが、今回は彼女の弱点となる。
予想通り、美桜は複数のSNSプラットフォームでアクティブに活動していた。Instagram、X、TikTok。すべてのアカウントで相当数のフォロワーを獲得している。
特にInstagramでは、自撮り写真やファッション関連の投稿が中心で、同級生からの「いいね」やコメントが大量についている。投稿頻度は日に3〜4回と高く、明らかに承認欲求を満たすための手段として活用していた。
投稿内容を詳しく分析すると、美桜の性格的特徴が浮かび上がってくる。流行に敏感で、常に注目の中心にいたがる。他者からの評価を極度に気にかけ、「いいね」の数やコメントの内容に一喜一憂している痕跡が見て取れる。
Xでは、学校生活の楽しい出来事や友人との写真、当たり障りのない日常をつぶやいている。表向きは明るく人当たりの良い少女を演出している内容だった。「今日も楽しかった💕」「みんなと一緒だと最高✨」といった、表面的な幸福感を演出する投稿が並んでいる。
しかし、最も重要な発見は別のアカウントの存在だった。
デヴォラントの技術的調査により、メインアカウントとは別に、フォロワー皆無の「裏アカウント」を運営していることが判明した。アカウント名は「@real_me_secret」。こちらでは、表のアカウントでは絶対に言えない内容のオンパレードだった。
同級生への辛辣な批判、教師への不満、家族への愚痴。クラスメイトの外見や性格への悪口、友人への不満や嫉妬、他の生徒への見下しなど、表のアカウントでは絶対に言えない本音が大量に投稿されていた。
投稿頻度は表アカウント以上に高く、時には深夜2時や3時にも投稿している。ストレス発散の場として、完全に依存している状況が伺える。
優に関する言及は少なかったが、それでも数件の悪質な投稿が含まれていた。
しかし、圧倒的に多いのは他の生徒――特に美桜と親しくしている友人たち――への中傷だった。表では仲良しを演じながら、裏では徹底的に見下している実態が赤裸々に記録されている。
このアカウントには、美桜の本性が赤裸々に記録されている。表向きは人気者を装いながら、裏では他者を見下し、悪意に満ちた発言を繰り返している実態。承認欲求の塊でありながら、同時に他者への強烈な嫉妬心と劣等感を抱えている複雑な精神構造が浮かび上がる。
完璧な攻撃材料だった。
次に、パスワードの解析を行った。
李の技術により、一般的なパスワード推測技術を活用する。生年月日、ペットの名前、好きなアーティスト名。SNSの投稿内容から推測できる情報を組み合わせて、総当たり攻撃を実行する。
美桜の投稿から、彼女が好むアーティスト、好きな色、ペットの名前、家族の情報などを抽出。それらを組み合わせた数百パターンのパスワード候補を生成し、自動化プログラムによる侵入を試行する。
約2時間の作業の後、美桜のメインInstagramアカウントへの侵入に成功した。
パスワードは「Mio0314love」――美桜の名前と誕生日、そして彼女が頻繁に使用する単語の組み合わせだった。予想通り、単純で推測しやすいパスワードだった。承認欲求が強い一方で、セキュリティ意識は低い。典型的な現代の若者の特徴と言える。
続いて、裏アカウントへの侵入も実行する。こちらのパスワードは「secret_mio」。さらに単純な設定だった。「秘密」を意味する英単語と名前の組み合わせという、あまりにも分かりやすい構成。
両方のアカウントに侵入すると、美桜の投稿履歴、ダイレクトメッセージ、フォロワーとの関係性がすべて把握できた。デヴォラントは彼女のデジタル上の人格を完全に掌握した状態になった。
特に重要だったのは、ダイレクトメッセージの内容だった。
美桜は友人たちとのプライベートなやり取りで、他の生徒に対する悪口を大量に書き込んでいた。クラスメイトの外見、性格、家庭環境に関する中傷的なコメント。「あの子って本当にダサいよね」「○○の家って貧乏らしいよ」「△△って勉強できないくせに偉そう」といった悪質な内容がすべて記録として残されている。
さらに、美桜が親しい友人から相談された秘密についても記録していた。恋愛の悩み、家庭の経済事情、学業成績のコンプレックスなど、友人たちが信頼して打ち明けた内容を、美桜は裏アカウントで愚痴や嘲笑の材料として使っていた。「○○が片想いで悩んでるって言ってたけど、あんな顔じゃ無理でしょ」「△△の家がお金ないって泣いてたけど、私には関係ないし」といった、友情を完全に踏みにじる内容ばかりだった。
デヴォラントは慎重に作戦を実行した。
美桜の裏アカウントの投稿内容を、彼女のメインアカウントに「誤投稿」させる計画だった。
裏アカウントに投稿するつもりが、間違えてメインアカウントに投稿してしまった――そのように見せかける。
しかし、単純な悪口だけでは「アカウントを乗っ取られた」という言い訳で逃げられる可能性がある。現代の学生なら、そうした言い訳を思いつくだろう。
そこで、美桜しか知り得ない個人的な情報を織り交ぜることで、完全に言い逃れできない状況を作り出す必要があった。第三者による乗っ取りでは絶対に投稿できない内容を含めることで、美桜本人による投稿であることを証明する。
デヴォラントはLINEの履歴から、以下の情報を抽出した。
友人ユカが最近こっそり男子に告白したが断られた件、友人サチの家庭が最近経済的に苦しくなっている事情、そして美桜自身が先週こっそり万引きしそうになって止めた話。さらに、いじめグループの龍牙と翔真に対する彼女の本音も発見していた。
これらの情報は、親しい友人が美桜にだけ打ち明けたプライベートな内容や、彼女自身の体験談だった。第三者が知ることは不可能な、極めて個人的な情報である。特に万引き未遂の件は、美桜が誰にも話していない彼女だけの秘密だった。
龍牙と翔真に関しては、美桜が表面的には従っているものの、内心では軽蔑していることがメッセージから読み取れた。「龍牙って調子乗りすぎ。たかが建設会社の息子のくせに威張ってる」「翔真って単純バカだよね。龍牙に利用されてることにも気づいてない」といった辛辣な評価を、親しい友人に送っていた。
まず、美桜が普段本アカウントで使用している文体と表現を詳しく分析する。感情的な表現、使用する絵文字、改行パターン、特徴的な語尾や口調。すべてを完璧に模倣する必要がある。
そして、タイミングも重要だった。多くの生徒がSNSをチェックする時間帯――午前5時30分――に投稿を行う。早朝の時間帯に投稿することで、登校前の時間帯に情報が拡散していれば、学校到着時には既に多くの生徒が内容を把握している状況を作り出せる。
午前5時30分。デヴォラントは最終的な投稿を実行した。
美桜のメインInstagramアカウントから、以下の内容を投稿する:
「あー、マジでムカつく! ユカって自分可愛いと思ってるみたいだけど、正直ブスだよね? この前三島君に告白したけど、即効で断られたくせにwww しかもサチもお金持ちぶってるけど、お父さんの会社やばくて最近お小遣い減ったって泣いてたじゃんwww みんな表面的すぎて本当の友達って感じがしない
あと龍牙って調子乗りすぎでしょ。たかが建設会社の息子のくせに威張ってるし、翔真なんて単純バカ。龍牙に利用されてることにも気づいてない あと神崎って本当に気持ち悪い。あのオタクっぽい雰囲気と、いつもビクビクしてる感じがイライラする。なんで同じクラスにいるのか理解できない。
そういえば先週コンビニで万引きしそうになったけど怖くてやめたwww バレなくて良かった~
こんなん本垢じゃ言えんけどねwww」
投稿内容は美桜の本アカウントでの文体を完璧に再現している。感情的な表現、改行パターンまで、すべてが美桜本人が書いたものとしか思えない完成度だった。
最後の行により、「誤投稿」であることを演出する。しかし、SNSの特性上、一度投稿された内容は瞬時にフォロワーに通知され、スクリーンショットを取られる可能性が高い。現代の高校生なら、炎上しそうな投稿を見つけた瞬間にスクリーンショットを撮る習慣が身についている。
投稿から約5分後、デヴォラントは投稿を削除した。
美桜が慌てて削除したという演出のため、あえて少し時間を置いてから削除を実行。5分という時間は、スクリーンショットを撮るには十分すぎる時間だった。
早朝の時間帯にも関わらず、複数のフォロワーがオンラインしており、投稿内容のスクリーンショットを取っていた。現代の学生たちは、スマートフォンを枕元に置いて寝ている者も多く、通知音で目を覚ます者もいる。そして、それらの画像が他のSNSプラットフォームで急速に拡散され始めている。
デヴォラントは拡散状況を詳細に追跡した。
最初にスクリーンショットを取ったのは、美桜と同じクラスの女子生徒だった。彼女は即座に自分のXアカウントで画像を共有し、「美桜の本性やばくない?」というコメントを添えている。
そのツイートが他の生徒たちにリツイートされ、さらにInstagramのストーリーズ機能でも拡散されている。現代のSNSの拡散力は凄まじく、一度炎上が始まると指数関数的に情報が広がっていく。
午前6時には、学校関係者の大部分が美桜の「誤投稿」について把握している状況が完成していた。
拡散の内容も多岐にわたっていた。美桜を非難するもの、驚きを表すもの、名指しされた生徒たちを擁護するもの、いじめグループへの言及に注目するもの。様々な角度から議論が巻き起こっている。
完璧な結果だった。
デヴォラントは証拠隠滅を実行した。アクセスログの削除、使用したIPアドレスの匿名化、ハッキングに使用したプログラムの完全消去。すべての痕跡を完全に消去する。
李の技術により、自分の関与を証明することは不可能になった。デジタル・フォレンジクス技術を使用しても、デヴォラントの痕跡を発見することはできない。
午前7時、デヴォラントは朝食のために1階へ向かった。
表面的には、何事もなかったかのように振る舞う。しかし、内心では深い満足感を覚えていた。一夜にして一人の人間の社会的地位を完全に破壊した達成感。そして、これが単なる始まりに過ぎないという期待感。
実験は完璧に成功した。
技術的な側面――ハッキング、情報収集、証拠隠滅――すべてが予想通りに機能した。李から継承した技術は、実戦においても極めて有効であることが証明された。
心理的な側面――誤投稿の演出、拡散タイミングの計算、フォロワーの反応予測――これらも完璧だった。人間の心理と現代のSNS文化を正確に理解し、計算し尽くした結果だった。
今頃、美桜は自分のスマートフォンに殺到する通知に気づき、絶望的な状況を理解しているはずだ。フォロワーからの批判的なコメント、友人からの怒りのメッセージ、急激に減少するフォロワー数。すべてが彼女の精神を追い詰めている。
午前8時、学校到着時には、彼女は完全に孤立している状況が完成している。
そして、その絶望の淵にいる美桜に対して、優――デヴォラント――が接近する計画を立てた。
ただし、これは慎重に、段階的に進める必要がある。人間の精神はそう簡単には屈服しない。完全な支配関係を構築するには、最低でも数日から一週間程度の時間が必要だろう。
急激な変化は疑念を招く。美桜が心を開くまで、時間をかけて信頼関係を築く必要がある。表面的には同じ「孤立した存在」として共感を示し、徐々に彼女の精神的な支えとなっていく。
具体的な手法については、美桜の精神状態を詳しく観察してから決定する。今日は彼女の反応を観察し、最適なアプローチ方法を見極める日となる。
一度依存関係が確立されれば、美桜から翔真と龍牙に関する詳細な情報を収集できる。家庭事情、秘密、弱点。すべてを把握し、次の攻撃に活用する。美桜は情報収集のための完璧な道具となるだろう。
完璧な戦略だった。
デヴォラントは朝食を取りながら、今日一日の展開を予想していた。
美桜の孤立、友人関係の破綻、そして救済者としての自分の登場。すべてが計画通りに進行するはずだった。段階的に、確実に、美桜を自分の支配下に置いていく。
これは復讐ではない。人間支配技術の実証実験だ。
より大規模な作戦――企業幹部、政治家、官僚への同様の手法の応用――への技術的準備として、極めて価値のある経験となる。今回の実験で得られる知見は、将来の社会支配計画において重要な基盤となる。
デヴォラントの口元に、冷たい笑みが浮かんだ。
支配実験の第一段階は完了した。
◇◇◇
午前8時15分、登校時間。
デヴォラントは神崎優として、いつものように一人で学校に向かった。
電車の中で、スマートフォンを使って美桜関連の情報拡散状況を確認する。昨夜から今朝にかけての拡散状況を詳細に分析し、予想との差異を検証する。
結果は予想を上回る速度で情報が拡散していた。美桜の「誤投稿」について言及するツイート、インスタグラムストーリーズ、LINEグループでの議論。学校関係者のほぼ全員が、事件について把握している状況だった。
拡散の規模も想定以上だった。同じ学校の生徒だけでなく、他校の生徒や、美桜をフォローしていた地域の若者たちにも情報が届いている。SNSの拡散力の恐ろしさを改めて実感させられる結果だった。
特に、美桜が名指しで批判したユカとサチの反応は激烈だった。
「信じられない」「最低」「もう友達じゃない」「裏切られた」「こんな人だと思わなかった」といったコメントが大量に投稿されている。これまで美桜と親しくしていた友人たちが、一斉に彼女を非難している。
龍牙と翔真についても言及されたことで、いじめグループ内の関係性にも注目が集まっていた。「美桜って龍牙たちのこともバカにしてたんだ」「表では仲良くしてたのに」といった反応が見られる。
美桜のフォロワー数も急激に減少していた。一夜にして数百人のフォロワーを失い、残ったフォロワーからも批判的なコメントが殺到している。彼女が築き上げてきたSNS上での地位が、一瞬にして崩壊した状況だった。
社会的な孤立が完璧に達成されていた。
私立聖蹟中学校に到着すると、校内の雰囲気が明らかに変化していることが感じられた。
生徒たちは小声で何かを話し合っており、その話題が美桜に関するものであることは明らかだった。廊下を歩いていても、「美桜」「投稿」「炎上」といった単語が断片的に聞こえてくる。
校内の至る所で、スマートフォンを見せ合いながら議論している生徒たちの姿があった。美桜の投稿のスクリーンショットを共有し、その内容について意見を交換している。現代の学校における情報伝達の速さを物語る光景だった。
2年B組の教室に入ると、美桜の姿があった。
しかし、彼女の状況は悲惨だった。机に突っ伏し、肩を震わせている。その姿は、これまでの明るく人気者だった美桜とは別人のようだった。周囲の生徒たちは明らかに距離を置いており、これまで親しくしていた友人たちも冷たい視線を向けていた。
教室内の空気は重く、通常の朝の活気とは程遠い雰囲気だった。美桜の存在が、クラス全体の空気を変えてしまっている。
デヴォラントは断片的に聞こえてくる会話から、状況を把握した。
「アカウント乗っ取られたって言ってるけど、あんな個人的な話まで知ってるわけないじゃん」
「ユカの告白の件とか、美桜にしか話してないんでしょ?」
「万引きの話まで出てるし、絶対本人でしょ」
「龍牙と翔真のことまでバカにしてたなんて」
「表では仲良くしてたのに、裏では見下してたんだ」
美桜は必死に「乗っ取られた」と主張しているようだったが、誰も信じていなかった。美桜しか知り得ない情報が含まれていることで、言い訳が完全に破綻していた。特に、親しい友人だけに話していた秘密が暴露されたことで、友人たちの憎しみは深刻だった。
クラス全体の視線が美桜に集中しているのを感じた。
しかし、それは同情的な視線ではなく、軽蔑と怒りに満ちた冷たい視線だった。
誰も話しかけようとしない。これまで親しくしていた友人たちも、明らかに距離を置いている。時折彼女が顔を上げ視線を向けると、友人たちは露骨に顔を背けたり、その場を離れたりしている。
完全な孤立状態が完成していた。
ホームルームが始まると、担任教師も美桜の件について把握していることが明らかになった。
「最近、SNSでの不適切な投稿が問題になっています。言葉の使い方には十分注意してください。インターネット上での発言は、一度拡散されると取り返しがつきません」
直接的に美桜の名前は出さなかったが、その発言が彼女に向けられたものであることは、クラス全員が理解していた。担任の視線も、明らかに美桜に向けられている。
美桜は顔を伏せ、肩を震わせていた。時折、嗚咽のような音が聞こえてくる。これまでの人気者としての地位から、一夜にして学校の嫌われ者になった精神的ショックは計り知れない。
デヴォラントは冷静に状況を観察していた。
実験は完璧に成功している。美桜は社会的に完全に孤立し、精神的に極限状態に追い込まれている。これほど完璧な結果を得られるとは、正直なところ予想を上回る成果だった。
この状況で、適切なタイミングで接近すれば、強固な依存関係を構築できるはずだった。ただし、急激すぎる接近は不自然に映る可能性がある。
昼休みが、その絶好の機会となるだろう。人目の少ない場所で、同じ孤立した存在として共感を示す。それが最初のステップとなる。
デヴォラントは、救済者としての役割を演じる準備を整えた。ただし、それは長期的な計画の一部に過ぎない。
美桜の完全支配まで、少なくとも数日は要するだろう。
人間の精神はそう簡単には屈服しない。しかし、デヴォラントには時間がある。そして、完璧な計画がある。一歩一歩、確実に美桜を自分の支配下に置いていく。
支配実験の第二段階が、まもなく始まろうとしていた。
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