5人の囚人が看守に語る奇妙な怪談の数々。とても信じられないことばかりなのにリアリティの彼らの話は、真実なのか虚妄なのかをわからなくさせる。そして物語は衝撃の結末を迎えます。読んでいる間は「五話しかないのか、もっと彼らの怖い話を聞きたい!」と思ってしまいましたが、まとまりの良い終わり方に美しさを覚え、満足した気持ちで読了しました。