2025年8月31日に本作が完結したことを祝し、レビューを書き直します。以前のレビューは区切りの後ろに残しています。完結、おめでとうございます。
とある高校における「規制緩和」(今では古い言葉になりましたか)により、同好会が乱立して有象無象が集まったところに、事件が発生。生徒達は百家争鳴。極めて賑やかで、かつ、とりとめの無い無駄話が続きます。いやあ、青春そのもの。いいなぁ。
しかし、次第に、一定の方向性が見えてきます。そこに至る論理は鮮やかで、情景には一抹の寂しさが漂います。寂しさも、青春の裏の側面です。
高校。それは若者が集うところ。それぞれに思うことは異なり、勝手に動き回ります。その中で起きた、一つの楽しくて寂しい事件。
良質な群像劇です。
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題名: 面妖な高校生達による楽しい群像劇。その冒頭。
[追記 2025年8月16日記載、2025年8月17日に末尾から冒頭に移動]
上記レビューを 2025年8月15日 16:14 に記した後にエピソードが追加されました。作者様は執筆を続けていらっしゃいます。
> 仕上げる意図が無い
この点について、訂正し、お詫び申し上げます。
[本文 2025年8月15日記載]
本作品には星二つ。長らく更新されておらず、仕上げる意図が無い小説に満点はつけられません。
しかし、序盤に過ぎないとしても、何と楽しいことか!!!
とある高校における「規制緩和」(今では古い言葉になりましたか)により、同好会が乱立して有象無象が集まったところに投げ込まれた米5Kg、というか、投げ込まれたのは物質ではなく事件であり、各々で解決に向けて走り始める有象無象の群。
こんな楽しい群像劇は、ネット小説界で群を抜いています。
だからこそ完結まで運んで欲しかった、結末まで見たかった……
小説としては評価対象にしない方がよいという意見もありそうですが、評者は本作に、ならびに作者様に、期待をかけずにはいられません。