第4話
神崎に叫ばれたせいでかなり目立ってしまっている
ここで背を向けて学食を出る勇気は私には無くて、、
『ーー・・・はぁ、、神崎のところ行こっか』
観念した私は、渋々神崎の居る席に向かった
「澤田さんっ!久しぶりだね、今からご飯?良かったら一緒に買いに行こうよっ!俺もまだ買ってないんだよね〜」
馴れ馴れしく話し掛けてくる神崎は、私に座れと言っているかのように、自分の隣の椅子を引いた
「おい、陽斗〜・・・お前馴れ馴れしすぎなっ・・・ごめんね、仄香ちゃん、梨乃ちゃん」
ーー・・・いや、お前もなっ!
っと言いたくなるほど自然に私と梨乃のことを名前で呼んできたのは、神崎の友達の、悠雅(ゆうが)と呼ばれる男の子で、、
「悠雅く〜んっ!居たのっ?!神崎くんの存在が目立ち過ぎて、気付かなかったよぉ〜!」
「っえ、それちょっと酷くないっ?!おい、陽斗っ!お前のせいだぞっ!」
「っはあ?!何で俺のせいなんだよっ!それはお前ら二人の問題だろーがっ・・・澤田さんっ、、このバカップル置いて購買行こうっ!」
そう、悠雅くんは梨乃の彼氏、、
軽い巻き込まれ事故にあった神崎は、さりげなく私の腕を掴み、購買へと足を進めた
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