第5話 高3の甲子園
「なんだここは?」
楕円形の外壁のたくさんの人間。スバルと同じ男子高校生か。
「プレイボールー!」声で試合が始まる。
俺様は人間達にまぎれてスタンドに座った。
「暑いな。」俺様の頭のてっぺんに頭上の太陽の光熱が降り注ぐ。
俺様は黒マントを覆い太陽光をさえぎる。
このマントは全宇宙の光、電磁波すべてをさえぎる。
ブラックホールの最高知能からできた黒マントだ。
この黒マントで俺様達、ブラックホールは全宇宙を管理している。無敵だ。
しかし「なんだここは?」
生命体として皮膚防御力も何もない地球人。頭上の太陽光をあの布切れ防止で阻止でいると思っているのか?
数人の応援の高校生がオーバーヒート状態で倒れている。
救護部隊か?ストレッチャーで運ばれていく。
科学も何も未発達のなのかこの地球は。
俺様のカラダが勝手に動く。
『せめて上空に煙幕を。』
エアロゾルの状態にし、ナトリュウムを投下。後は水だ。
俺様は一瞬で作り上げた合成雲を球場上空に展開する。
太陽光が遮られ、地上温度も下がる。まわりの地球人たちの体温も下がりだす。
「カーン。」鋭い打球が俺様の真横をする抜ける。
あと1cmズレていれば俺様を直撃。
『スバル。なぜ俺様を攻撃した。』
球場アナウンス「ホームラン。ホームランです。赤城高校3年。黒沼スバル君。ホームラン。1点入りました。」
グランドを見る。スバルが四角いベールを回っている。
スバルの鋭い眼球が俺様見た。
『ゼノン。余計なことはするな。』
『なんだと。このくそ暑い中で俺様は自分の身を守るため上空に雲を展開させた。
それだけだ。』
『それが余計だゼノン。お前は何もするな。』
たくさんの地球人が太陽光のさらされて倒れても俺様は知らないぞ。
俺様は、少し感情が高ぶっていた。
俺様は感情コントロールで思考開始。
上空の人工雲を消去。
まわりのまわりの地球人どもが「あれ?せっかく涼しくなったのに。また暑い。」
「そうだな。」
口々に言いながらも球場の野球と言う競技の選手を応援している。
『なんだ。このこの星人たちは。』そのあと時間が過ぎ、また数人ストレッチャーで運ばれていった。
大きなサイレンが鳴る。「試合終了。」スバルが泣いている。
俺様には涙の意味が分からない。
あの目から流れる水は。涙は。俺様には理解不能だ。
それに俺様はブラックホール星人。戦闘に負けたことはない。
『理由が・・・知りたい。』
『ゼノン。だったらそこにいろ。』
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