第13章「忘却の霧・ドワスレ様」
## 第1話「初対面なのに懐かしい」
冷蔵庫の前で固まる私。何を取りに来たんだっけ?
ふわりと現れた半透明の存在がニヤリ。「預かっといたよ」
「え?何を?」
「君の記憶。安全な場所に隠してある」
「どこに隠したの?」
「それも忘れちゃった♪」
結局、牛乳を取って終了。でも欲しかったのはマヨネーズだった。
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## 第2話「名前が出ない病」
「あの俳優の名前、ほら、あの人!」友達に説明中。
ドワスレ様が舌先にちょこんと座り込んでいる。
「言わせないよ〜」とニヤニヤ。
「誰だよ『あの人』って!」友達がキレる。
「えーっと...」口をパクパク。
「田中...田中...」
ドワスレ様「田中圭?田中将大?田中みな実?」
全部外れ。正解は田中邦衛だった。
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## 第3話「スマホを持ってスマホを探す」
「スマホどこ?」と30分も探し回る。
ドワスレ様がケラケラ笑っている。
「手に持ってるけど、気づかせない」
右手でスマホを握りながら、左手で探し続ける私。
「気づいた時の顔が楽しみ」
気づいた瞬間の虚無感、半端ない。
「君って面白いね」
面白くないよ。
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## 第4話「パスワード変更の罠」
パスワードを複雑に変更。「これで安心」
翌日、ログインできない。
ドワスレ様「セキュリティ向上のため回収した」
「返して」
「パスワードは『password123』だったよ」
「それ前のパスワード」
「あ、新しいのは忘れた」
パスワードリセット地獄の始まり。
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## 第5話「買い物メモの暗号化」
完璧な買い物リストを作成。忘れ物なし!
お店で確認すると「○○を買う」だけ。
ドワスレ様「重要部分は消去した」
「なんで?」
「ゲーム性を追加してみた」
○○クイズを30分考えて、結局何も買わず帰宅。
「正解は醤油でした〜」
もう遅い。
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## 第6話「昨日の晩御飯問題」
「昨日の夜、何食べた?」
完全に記憶がない。
ドワスレ様「毎日がサプライズ仕様」
「作った記憶もない」
「きっと空気を食べたよ」
皿を見ると、確かに使った形跡がある。
「幽霊が料理でもしたの?」
謎は深まるばかり。
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## 第7話「待ち合わせ場所ロシアンルーレット」
友達との約束。場所を忘れて連絡。
「どこで待ち合わせだっけ?」
友達「私も忘れた」
ドワスレ様「2人分処理しておいた」
「神様の営業範囲広すぎ」
結局、お互いの家の前で2時間待機。
神様のせいで友情にヒビ。
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## 第8話「鍵の冷凍保存」
家のカギが見つからない。
30分後、冷蔵庫の冷凍室から発見。
ドワスレ様「防犯のため冷凍保存」
「凍って使えないよ」
「泥棒も諦めるでしょ?」
カギを解凍するのに1時間。
「保存期間は?」
「忘れた」
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## 第9話「会議内容全消去」
重要な会議終了。内容が思い出せない。
ドワスレ様「つまらない話は削除した」
「全削除じゃん」
「つまり全部つまらなかった」
「決定事項とかあったのに」
「『とりあえず検討』って言っておけば大丈夫」
翌日、みんな何も覚えてなかった。
神様の影響力、組織レベル。
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## 第10話「美容院アポカリプス」
朝起きて「今日、何か大事な予定が...」
思い出せないまま夕方。
ドワスレ様「美容院の予約、キャンセルしておいた」
「勝手にキャンセルしないで」
「でも忘れてたでしょ?」
「...確かに」
美容院から着信履歴20件。
「君のためを思って」
ありがた迷惑の極み。
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## 第11話「人の名前バリア」
同僚と遭遇。顔は知ってるけど名前が...
ドワスレ様が名札に霧をかけている。
「新鮮な出会いを演出中」
10秒の沈黙地獄。
「田中です」と相手が助け舟。
「田中さん!...太郎さん?」
「次郎です」
ドワスレ様「残念、不正解」
人間関係破綻の神。
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## 第12話「実家の電話番号消失」
実家に電話したいのに番号が思い出せない。
ドワスレ様「デジタルデトックス実施中」
「スマホの連絡先も見れないの?」
「アナログ生活への回帰だよ」
「そんなの求めてない」
結局、115番で番号案内を頼む羽目に。
昭和の人になった気分。
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## 第13話「車のキー拉致事件」
車のエンジンをかけようとしてキーがない。
車内を見ると、シートにキーが。
ドワスレ様「車上荒らし対策」
「車に入れないよ」
「泥棒も困るでしょ?」
「私も困ってる」
鍵屋を呼ぶ羽目に。費用1万円。
「効果的な防犯でしょ?」
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## 第14話「宿題爆弾処理」
課題の提出期限、いつだっけ?
ドワスレ様「今日だよ」
「え?今日?」
「正確には1時間後」
一夜漬けどころか一時間漬け。
「もっと早く教えてよ」
「サプライズが好きでしょ?」
「嫌いです」
結局、白紙で提出。
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## 第15話「神様も忘れっぽい説」
「あなたの名前、何でしたっけ?」
ドワスレ様、首をかしげる。
「えーっと...ドワ...何だっけ?」
「自分の名前忘れるの?」
「みんなの記憶と一緒にしまっちゃった」
「取り出してよ」
「どこにしまったか忘れた」
神様のくせに管理能力ゼロ。
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## 第16話「重要書類が世界旅行」
税務書類をファイリング。完璧な整理。
確定申告時に全部消失。
ドワスレ様「安全な場所に移動」
3時間の大捜索。洗濯機の中から発見。
「なぜ洗濯機?」
「汚れた記憶を洗浄してみた」
書類がぐちゃぐちゃ。
「復元不可能」
税務署で大目玉。
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## 第17話「薬の二重生活」
「今朝、薬飲んだっけ?」
ドワスレ様「飲んだよ。飲んでないよ」
「どっち?」
「両方の可能性を残したい」
「健康管理が...」
「シュレディンガーの薬だよ」
「哲学じゃなくて医学の話」
結局、もう一回飲んで過剰摂取。
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## 第18話「エレベーター迷宮」
エレベーターに乗ったけど何階だっけ?
ドワスレ様「全階制覇ツアー開催」
全部のボタンを押してしまう。
各階で止まって住民と気まずい遭遇。
「すみません、すみません」
「階段使えばよかったね」
20階まで各駅停車。
「君の運動不足解消にもなった」
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## 第19話「SNSパスワード人質事件」
久々のログイン。パスワード不明。
「秘密の質問:初恋の人は?」
ドワスレ様「恋愛経験まで管理してる」
「誰だっけ...?」
「ヒント:田中」
「田中多すぎ」
田中太郎、田中次郎、田中三郎...
全部ハズレ。正解は鈴木だった。
「田中じゃなかった」
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## 第20話「冷蔵庫ガチャ」
冷蔵庫に何があるか忘れた。
開けると化石化した食材がゴロゴロ。
ドワスレ様「タイムカプセル仕様」
「いつのヨーグルト?」
「去年のクリスマス限定」
もう春だよ。
「発酵が進んで新しい生命体に」
「それは腐敗っていうの」
冷蔵庫が生物学実験場。
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## 第21話「病院で記憶喪失」
病院で2時間待機。やっと呼ばれる。
「何の診察でしたっけ?」
ドワスレ様「健康診断の記憶を処分」
問診票を見ても思い出せない。
「多分、頭痛か腹痛か...」
「風邪かもしれないし、捻挫かも」
医師も困惑。
結局、総合検査コースに。
費用3万円。
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## 第22話「歯磨きの都市伝説」
「今朝、歯磨きした?」
ドワスレ様「したことにしておこう」
歯ブラシは乾いている。
「証拠隠滅完了」
「してないじゃん」
「でも口はスッキリしてるでしょ?」
「してない」
「プラシーボ効果だよ」
虫歯が3本増えていた。
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## 第23話「約束の時間は概念」
友達との約束「3時頃」
4時に到着。友達はいない。
5時に友達到着。「3時頃って言ったじゃん」
ドワスレ様「『頃』の解釈は自由」
「3時頃は3時から30分以内でしょ」
「僕の『頃』は2時間幅」
約束時間の認識がバラバラ。
「時間って何だろうね」
哲学的になる神様。
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## 第24話「買い物リスト暗号事件」
メモに「あれとそれとこれ」
ドワスレ様「指示語で十分」
スーパーで立ち尽くす。
「『あれ』って何?」
「君の心が知ってる」
「知らないから困ってる」
結局、適当に買い物。
家で確認すると全部間違い。
「直感を信じて」
信じた結果がこれ。
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## 第25話「記憶のフリーマーケット」
「君の記憶、整理してあげた」
ドワスレ様が記憶を仕分け中。
「必要」「不要」「微妙」の3つの山。
「微妙な記憶って何?」
「忘れたいけど覚えておきたいやつ」
「それは覚えておいてよ」
「でも忘れたいんでしょ?」
「...確かに」
結局、微妙な記憶は抽選で決定。
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## 第26話「顔面認識エラー」
知ってる人に会う。顔は覚えてる。名前が...
ドワスレ様「フェイスロック機能作動中」
「10年来の友人だよ」
「毎回新鮮でいいじゃない」
相手も私の名前が出てこない様子。
お互い「お疲れ様」で逃走。
「現代のコミュニケーション術」
逃げるが勝ち。
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## 第27話「電話の主旨忘却症候群」
重要な電話をかける。相手が出る。
「あれ?何の用事だっけ?」
ドワスレ様「通話料節約サービス」
「重要だから電話したのに」
気まずい沈黙が5秒。
「また後で」と切る。
電話を切った瞬間に思い出す法則。
「もう一回かけるの恥ずかしい」
「恥の上塗り作戦だよ」
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## 第28話「神様の職業紹介所」
「実は記憶管理の仕事、適当にやってる」
ドワスレ様が突然の告白。
「適当って?」
「感覚で決めてる」
「マニュアルとかないの?」
「読むの忘れた」
神様界にもブラック企業問題。
「時給いくら?」
「忘れた分だけもらえる出来高制」
「労働基準法は?」
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## 第29話「記憶の不法投棄」
「整理しきれない記憶は適当に捨ててる」
ドワスレ様の恐ろしい告白。
「どこに捨ててるの?」
「その辺に」
「環境汚染では?」
「記憶は自然に還るから大丈夫」
街角に記憶のゴミが散乱している模様。
「リサイクルとかしないの?」
「面倒くさい」
神様界の環境問題。
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## 第30話「忘却のメリット詐欺」
「忘れることで君を守ってる」
ドワスレ様が良いこと言った風。
「具体的には?」
「嫌な記憶を消してる」
「例えば?」
「...覚えてない」
「守る気あるの?」
「とりあえず何でも消してる」
適当すぎる神様の仕事ぶり。
「クレーム処理とかしないの?」
「クレームも忘れるから問題なし」
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## 第31話「記憶倉庫の現実」
ドワスレ様の記憶保管庫見学。
霧だらけで何も見えない。
「これ、整理されてるの?」
「見た目より整理されてる」
「どこに何があるか分からない」
「僕も分からない」
「管理システムは?」
「その日の気分」
記憶がどこかに消えて当然の状況。
「保険とかかけてないの?」
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## 第32話「記憶返却の罠」
「特別に記憶を返却してあげる」
昔の記憶がよみがえる...はずが。
「これ、私の記憶じゃない」
知らない人の修学旅行の思い出。
「配送ミスでした」
「宅配便じゃないんだから」
「でも楽しい思い出でしょ?」
「知らない人の思い出だよ」
「気に入ったら買い取りも可能」
記憶の押し売り。
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## 第33話「記憶のリサイクル詐欺」
「エコのために記憶をリサイクル」
古い記憶と新しい記憶を混ぜている。
「これって実際にあったこと?」
「50%本当、50%創作」
「区別つかないよ」
「それが芸術」
真偽不明の記憶が増殖中。
「著作権とかあるの?」
「記憶に著作権はない」
「プライバシーは?」
「忘れた」
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## 第34話「記憶の転売ヤー」
「君の記憶、他の人に売ったよ」
ドワスレ様の衝撃告白。
「勝手に売らないで」
「高く売れた」
「いくらで?」
「1記憶100円」
「安っ」
「でも大量にあったから」
私の人生、トータル3000円。
「買い戻せる?」
「手数料込みで5000円」
転売ヤーより悪質。
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## 第35話「記憶のサブスク」
「記憶のサブスクリプション始めました」
ドワスレ様が新サービス開始。
「月額いくら?」
「忘れた分だけ課金」
「従量制?」
「忘れ放題プランもあるよ」
「解約できるの?」
「解約方法を忘れた」
悪徳業者と化した神様。
「クーリングオフは?」
「記憶から消しとく」
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## 第36話「忘れたいものほど残る説」
「恥ずかしい記憶は特別料金」
中学時代の黒歴史が鮮明に。
「これ消してよ」
「プレミアム記憶は保存料が高い」
「いくら?」
「月額980円」
「高っ」
「でも価値ある記憶でしょ?」
「価値ないよ」
「レア度が高い」
黒歴史がプレミアム化。
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## 第37話「記憶の断捨離ビジネス」
「記憶の断捨離コンサル始めました」
ドワスレ様が新職業に転身。
「何を残すか選んで」
「全部残したい」
「それじゃ断捨離じゃない」
「じゃあ半分で」
「前半?後半?」
「...前半で」
人生の後半が全部消える。
「やっぱり後半で」
「手数料かかります」
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## 第38話「記憶のパスワード地獄」
「重要な記憶にパスワード設定」
でもパスワードを忘れる。
「秘密の質問:好きな食べ物は?」
「えーっと...」
「ヒント:白い」
「ご飯?豆腐?牛乳?」
全部ハズレ。
「正解:かき氷」
「それ好きじゃない」
「僕が勝手に設定した」
勝手に好みを決める神様。
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## 第39話「神様の履歴書」
「実は記憶管理の資格、持ってない」
ドワスレ様の爆弾告白。
「無資格?」
「見習い期間中」
「どのくらい?」
「300年」
「長っ」
「でも実務経験は豊富」
「下手くそだけど」
「経験値を積んでる最中」
私は実験台だった。
「給料もらってるの?」
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## 第40話「記憶の品質管理」
「記憶の品質にバラツキがある」
当たり前のことを言う神様。
「どういうこと?」
「鮮明なのと曖昧なのがある」
「統一してよ」
「手抜きした記憶は画質が悪い」
「DVDとVHSくらい違う」
「古い記憶はモノクロ」
「カラー化はできるの?」
「有料オプション」
記憶にも格差社会。
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## 第41話「忘却のマルチ商法」
「記憶管理の仕事、君もやらない?」
ドワスレ様が勧誘開始。
「無理だよ」
「簡単だよ。適当にやるだけ」
「でも責任が...」
「責任感じたら忘れればいい」
「それはダメでしょ」
「みんなやってる」
神様界の実態が判明。
「時給は?」
「忘れた」
やっぱり騙された。
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## 第42話「記憶とのつきあい方講座」
「記憶の扱い方、教えてあげる」
ドワスレ様が先生面。
「どうやって?」
「適当に忘れて、適当に覚える」
「適当すぎ」
「細かいことは気にしない」
「それアドバイス?」
「人生哲学だよ」
適当な神様の適当な哲学。
「お金取るの?」
「受講料:記憶3個」
ぼったくり講座。
---
## 第43話「完全記憶の罠」
「試しに1日だけ何も忘れない設定に」
朝から全部記憶し続ける。
夕方、頭がパンク寸前。
「やっぱり忘れるって大事」
「でしょ?」
「でも君のせいで忘れすぎ」
「バランスが大事」
「そのバランス感覚がないでしょ」
「...忘れた」
結局、いつものドワスレ様。
---
## 第44話「記憶のお土産屋さん」
「記憶をお土産にしてみた」
ドワスレ様が記憶をパッケージ化。
「誰に渡すの?」
「他の忘れっぽい人に」
「勝手に配らないで」
「喜ばれると思うよ」
私の恥ずかしい記憶が拡散される。
「回収して」
「送料着払いで」
最後まで金取る気。
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## 第45話「物忘れのプロ宣言」
「君、物忘れのプロだね」
ドワスレ様がお墨付き。
「プロって...」
「僕より上手に忘れてる」
「それは君が教えたからでしょ」
「優秀な弟子だよ」
「弟子になった覚えはない」
「師匠と弟子の記憶、混同してた」
いつの間にか弟子にされていた。
「卒業証書は?」
「忘れた」
---
## 第46話「記憶のガチャ」
「記憶をランダムで戻してあげる」
ドワスレ様がガチャシステム導入。
「1回いくら?」
「100円」
「高っ」
でもやってしまう。
出てきたのは小学1年生の給食の記憶。
「ハズレじゃん」
「レア記憶だよ」
「いらない」
「SSR級の価値」
ガチャ沼にハマりそう。
---
## 第47話「神様の通信簿」
「上司に怒られた」
ドワスレ様が落ち込んでいる。
「何で?」
「記憶の紛失率が高すぎるって」
「当然でしょ」
「でも楽しくやってるのに」
「楽しくやられても...」
「真面目にやったら記憶が全部残っちゃう」
「それが普通」
「つまらないじゃん」
神様の価値観が斜め上。
---
## 第48話「季節限定記憶サービス」
「季節ごとに記憶の種類を変えてる」
ドワスレ様のこだわり。
「どういうこと?」
「春は恋愛記憶、夏は海の記憶を優先保存」
「冬は?」
「鍋と温泉の記憶」
「単純すぎ」
「分かりやすいでしょ?」
今は秋なので、食欲の記憶が活発。
「だからお腹すくのか」
計画的な食欲増進。
---
## 第49話「忘れることも才能詐欺」
「忘れることも才能だよ」
ドワスレ様が良いことを言った風。
「どんな才能?」
「他の人より上手に忘れられる」
「それ才能?」
「特技だよ」
「特技にしたくない」
「でも君の個性でしょ?」
「困る個性」
「個性に良い悪いはない」
適当な慰めで締める神様。
---
## 第50話「今日は物忘れ記念日」
「今日って何の日だっけ?」
ドワスレ様「物忘れ記念日だよ」
「そんな記念日ある?」
「今作った」
「適当すぎ」
「でも君にぴったりでしょ?」
確かに毎日が物忘れ記念日。
「記念に何かくれる?」
「記憶を1個忘れさせてあげる」
「それ普段からやってるじゃん」
毒のある神様と毒のある日常は続く...
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