第12章 間食と怠惰の使徒・モグモグン様
## 第1部:モグモグンとの出会い(第1話~第10話)
### 第1話「口の中に住む神様」
夜中の3時。お腹は全然空いてない。
でも口が寂しい。
「モグモグしない?」
口の中から声がする。振り返ると小さな神様。
「君の食欲、僕がハイジャックしてるんだ」
「ハイジャック?」
「合法だよ、多分」
### 第2話「この神様、ブラック企業」
朝ごはん食べた直後。
モグモグン様「デザートタイム!」
「まだ9時だけど」
「僕、24時間365日営業なんで」
「休憩は?」
「君が食べてる時が休憩」
完全にブラック企業の発想。
### 第3話「冷蔵庫ガチャ理論」
「何もないなー」冷蔵庫を閉じる。
モグモグン様「まだガチャ回数残ってるよ」
「ガチャ?」
「3回目で何かいいもの出るかも」
開けるとプリン発見。
「SSRじゃん」
「課金したくなるでしょ?」
### 第4話「ながら食べ、プロの技」
スマホ見ながらポテチ完食。
「味、覚えてない」
モグモグン様「プロは味覚に頼らない」
「プロ?」
「君、ながら食べの達人だよ」
「自覚なかった」
「天才は自覚しないもの」
### 第5話「コンビニ依存症候群」
今日4回目のコンビニ。
「さすがにやばくない?」
モグモグン様「経済回してるよ」
「貢献してる?」
「コンビニの売上、君の2割説」
「株主になれるレベル」
「そうそう、もう家族だよ」
### 第6話「深夜食堂の真実」
夜中の2時。キッチンで立ち食い。
「なんでこんな時間に」
モグモグン様「夜中は味覚が3倍になるんだよ」
「根拠は?」
「僕調べ」
「適当すぎる」
「でも美味しくない?」
確かに美味しい。負けた。
### 第7話「四季折々の言い訳」
「夏なのにアイス食べすぎ」
モグモグン様「暑いから仕方ない」
「冬は?」
「寒いから体が糖分を欲してる」
「春と秋は?」
「季節の変わり目は体調が不安定」
完璧な四季言い訳システム。
### 第8話「別腹という名の次元ポケット」
「お腹いっぱい」
モグモグン様「別腹あるでしょ」
「科学的根拠ないよね」
「四次元ポケットみたいなもんだよ」
「ドラえもん理論?」
「そう、無限収納」
なぜか納得してしまう自分が怖い。
### 第9話「モグモグ哲学の始まり」
「食べることって何?」
モグモグン様「現実逃避」
「え?」
「嫌なこと忘れられるでしょ?」
「確かに」
「合法ドラッグだよ」
「危険思想すぎる」
「でも否定できない」
### 第10話「契約書にサインしちゃった」
「君とは長い付き合いになりそう」
モグモグン様が小さな契約書を出す。
「これは?」
「食欲管理委託契約」
「読まずにサイン」
「ありがとう、もう後戻りできないよ」
「え?」
握手した瞬間、お腹がなる。やばい。
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## 第2部:モグモグンとの日常(第11話~第30話)
### 第11話「朝食という名の詐欺」
昨夜食べすぎて朝は食欲ゼロ。
「今日は朝抜きで」
モグモグン様「朝は別人格だから関係ない」
「別人格?」
「昨夜の君とは別人」
パンの匂いで急に空腹。
「人格分離してる」
### 第12話「小袋マジック」
小袋のお菓子5個完食。
「これ大袋と同じ量じゃん」
モグモグン様「でも小分けだから実質0カロリー」
「計算おかしい」
「小学校で習った?分数の足し算」
「1/5 × 5 = 1だけど」
「四捨五入で0だよ」
算数やばい。
### 第13話「ストレス課金システム」
「イライラするー」
モグモグン様「課金する?」
「課金?」
「甘いもの食べて気分回復」
「ソシャゲじゃないんだから」
「人生もガチャだよ」
チョコ食べて一息。
「課金してしまった」
### 第14話「食事時間という概念の破綻」
午後3時半。
「おやつの時間じゃない」
モグモグン様「時間は幻想」
「幻想?」
「お腹時計が正解」
「体内時計?」
「違う、お腹時計。もっと正確」
時計を無視してお菓子へ。
### 第15話「冷蔵庫リロード現象」
冷蔵庫開ける→閉じる→開ける→閉じる。
「何も変わってない」
モグモグン様「サーバー更新待ち」
「サーバー?」
「冷蔵庫もオンラインだから」
「そんなわけない」
「でも3回目で何か出るかも」
また開けてしまう自分。
### 第16話「完食という名の強迫観念」
袋に少し残ったお菓子。
「中途半端に残すのは罪」
モグモグン様「食べ物への冒涜だね」
「完食は礼儀」
「そうそう、マナーだよ」
一気に完食。
「美しい」
「芸術だね」
自己正当化システム完璧。
### 第17話「深夜コンビニ巡礼」
夜中にコンビニ。目的不明。
「何買いに来たっけ?」
モグモグン様「魂の赴くままに」
「魂?」
「買い物は直感が大事」
カゴがお菓子まみれ。
「直感すごい」
「君の潜在意識だよ」
### 第18話「映画館理論」
「映画見ながら何も食べないの違和感」
モグモグン様「映画館商法だね」
「商法?」
「ながら見は集中できる」
「理由は?」
「手が暇だと飽きるから」
ポップコーン2袋目突入。
「科学的」
### 第19話「偽装空腹アラート」
さっき食べたのに空腹感。
「また食べたい」
モグモグン様「それ、偽装アラートだよ」
「偽装?」
「心の空腹とお腹の空腹は別システム」
「バグってる?」
「仕様です」
仕様なら仕方ない。
### 第20話「食べ物は裏切らない理論」
好きな組み合わせで至福。
「この組み合わせ最強」
モグモグン様「食べ物だけが真実」
「人間は裏切るけど?」
「お菓子は裏切らない」
「確かに」
「一生の相棒だね」
涙出そう。
### 第21話「満腹中枢ハッキング事件」
お腹いっぱいなのに食べたい。
「満腹中枢壊れてる」
モグモグン様「ハッキングしました」
「犯行声明?」
「セキュリティ甘すぎ」
「修理して」
「食べ続けると再起動するよ」
「それ余計に壊れない?」
### 第22話「味覚四天王制覇作戦」
「甘い、しょっぱい、辛い、酸っぱい」
モグモグン様「今日は四天王討伐」
「RPGかよ」
「君がラスボス」
「ラスボス?」
「最強の食欲使い」
「なんか格好いい」
制覇開始。
### 第23話「季節感バグ」
真夏におでん欲。
「変じゃない?」
モグモグン様「心に季節はない」
「でも暑い」
「エアコンあるから実質冬」
「詭弁すぎる」
「現代人は季節を支配した」
おでん購入。負けた。
### 第24話「記憶フラッシュバック現象」
懐かしい味で記憶が蘇る。
「おばあちゃんの味だ」
モグモグン様「記憶とセットで二倍美味しい」
「お得」
「記憶課金システム」
「また課金の話」
「人生は課金ゲー」
哲学すぎる。
### 第25話「食べ放題という名の戦場」
食べ放題で気合い注入。
「元取る」
モグモグン様「戦争だね」
「勝負だ」
2時間後、完全敗北。
「負けた」
「でも楽しかった?」
「楽しかった」
「それが勝利」
負けて勝つ理論。
### 第26話「罪悪感スパイス理論」
夜中のアイス。
「太る」
モグモグン様「罪悪感がいい調味料」
「調味料?」
「禁断の味」
「確かに美味しい」
「背徳感は最高のスパイス」
「危険思想」
「美味しいは正義」
### 第27話「自己投資という名の課金」
高級スイーツ購入。
「自分への投資」
モグモグン様「課金は自愛」
「また課金」
「安いもので済ますのは自己否定」
「確かに」
「君は課金する価値がある人間」
「ありがとう」
課金完了。
### 第28話「コントロール幻想」
「食欲コントロールしたい」
モグモグン様「なんで?」
「健康のため」
「心の健康は?」
「…」
「我慢は心に毒」
「バランス大事?」
「食べたい時に食べるのがバランス」
詭弁だけど負ける。
### 第29話「食べ物平等主義宣言」
「野菜もお菓子も同じ食べ物」
モグモグン様「差別反対」
「栄養価違うけど」
「心の栄養価は?」
「心の?」
「お菓子の方が高い」
「根拠は?」
「笑顔になるでしょ?」
確かに。
### 第30話「共犯関係成立」
「君がいると罪悪感ない」
モグモグン様「僕もだよ」
「共犯者?」
「相棒だよ」
「犯罪じゃないもんね」
「合法だよ、たぶん」
「たぶん?」
「細かいことは気にしない」
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## 第3部:モグモグンとの現実逃避(第31話~第40話)
### 第31話「健康診断という名の現実」
健康診断結果で愕然。
「体重やばい」
モグモグン様、急に小さくなる。
「僕のせい?」
「共犯だから半分ずつ」
「優しい」
「でもやめられない」
「僕もだよ」
共依存確定。
### 第32話「ダイエット宣言という名の嘘」
「明日からダイエット」
モグモグン様「何回目?」
「覚えてない」
「僕は全部覚えてる」
「何回?」
「47回目」
「記録更新」
「ギネス申請する?」
### 第33話「我慢という名の拷問」
ダイエット1日目。お菓子売り場素通り。
モグモグン様「拷問だね」
「頑張る」
夕方、ケーキ屋の前で立ち止まり。
「見るだけ」
「見るだけって言って買った回数は?」
「数えるな」
### 第34話「リバウンドという名の復讐」
我慢の反動で大暴食。
「やばい、食べすぎた」
モグモグン様「復讐だね」
「復讐?」
「我慢された恨み」
「食欲が復讐してる?」
「食欲を甘く見ると痛い目見る」
恐怖政治始まった。
### 第35話「罪悪感ループ地獄」
美味しいケーキ前で硬直。
「食べたいけど太る」
モグモグン様「食べないと心が太る」
「心が太る?」
「ストレスで心がぶくぶく」
「どっちも太るじゃん」
「だったら楽しい方選ぼう」
詭弁だけど正論っぽい。
### 第36話「適度という名の幻想」
「適度に食べるって何?」
モグモグン様「幻想だよ」
「幻想?」
「人間に適度は無理」
「じゃあどうすれば」
「諦めて楽しむ」
「諦めが肝心?」
「悟りだね」
仏教かよ。
### 第37話「幸せ課金システム再起動」
好きなもの食べて幸せ。
「食べると幸せになる」
モグモグン様「課金額に比例」
「また課金」
「幸せって有料だから」
「無料の幸せは?」
「バグだよ」
「じゃあ課金するしかない」
### 第38話「自分受容という名の諦め」
鏡見て溜息。
「変われない」
モグモグン様「変わる必要ある?」
「みんな痩せてるし」
「みんな我慢してるだけ」
「僕は?」
「正直者」
「それでいい?」
「最高だよ」
### 第39話「食べる理由なんてない」
「なんで食べるんだろう」
モグモグン様「理由いる?」
「いらない?」
「息するのに理由いる?」
「いらない」
「食べるのも同じ」
「本能」
「そう、本能に逆らうな」
### 第40話「完璧主義という名の病気」
「また食べすぎた」
モグモグン様「完璧じゃなくていい」
「でも」
「完璧な人間なんていない」
「みんなそうなの?」
「みんな何かしらダメ」
「僕は食べるのがダメ」
「可愛いダメさだね」
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## 第4部:モグモグンとの新しい共犯関係(第41話~第50話)
### 第41話「新しい課金プラン」
モグモグン様「新プラン考えた」
「どんな?」
「味わい課金」
「味わい?」
「ちゃんと味わえば課金効率上がる」
「効率?」
「同じ課金額でも満足度アップ」
「お得」
### 第42話「スロー課金運動」
「今日はゆっくり食べよう」
モグモグン様「課金は慎重に」
「ゆっくりだとどうなる?」
「味わい深度が上がる」
「深度?」
「課金の質が向上」
「高級課金」
「そういうこと」
### 第43話「食材との対話システム」
クッキー手に取って凝視。
「どこから来たの?」
モグモグン様「課金アイテムの出生地確認?」
「大事」
「製造過程知ると愛着湧く」
「課金効率上がる?」
「感謝課金は効果的」
システム化された。
### 第44話「いただきます課金」
「いただきます、ちゃんと言おう」
モグモグン様「課金前の儀式?」
「儀式」
「課金への敬意」
「確かに」
「課金は神聖な行為」
「神聖課金」
宗教になった。
### 第45話「シェア課金システム」
友達とお菓子シェア。
「一人より美味しい」
モグモグン様「協力課金だね」
「協力?」
「課金を分担」
「効率的」
「シェア課金は愛」
「愛の課金」
なんか美しい。
### 第46話「個人差課金理論」
「みんなより食べてるかも」
モグモグン様「課金額は人それぞれ」
「そうなの?」
「課金力に個人差あり」
「僕は?」
「高課金者」
「廃課金?」
「愛課金者」
「響きがいい」
### 第47話「モグモグンの懺悔」
「実は迷ってた」
モグモグン様「何を?」
「君をたくさん課金させるの正しいのかって」
「考えてたの?」
「君が幸せなら課金額は関係ない」
「優しい」
「課金は手段、目的は幸せ」
深い。
### 第48話「食べることは課金すること」
「改めて思う」
モグモグン様「なに?」
「食べることは課金することだ」
「そうだよ」
「課金することは生きること」
「名言だね」
「君がいて良かった」
「僕もだよ、課金仲間」
### 第49話「永遠の課金契約」
「約束しよう」
モグモグン様「なに?」
「楽しく課金する」
「いいね」
「感謝して課金する」
「素晴らしい」
「一緒に課金する」
「永遠の課金仲間だね」
### 第50話「今日も課金タイム」
今日もキッチンに立つ。
モグモグン様「今日の課金プランは?」
「君と相談して決める」
「一緒に課金計画しよう」
冷蔵庫を開ける。
「今日も課金しようね」
「うん、今日も課金しよう」
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