第11章:虚無の穴・ヤルキノナイ様
## 第1話〜第10話:史上最もダメな神様の登場
### 第1話:やる気泥棒の神様降臨
朝7時。アラームが鳴り響く中、布団にしがみつく私。
「起きなくていいよ〜♪」
薄っすら現れたヤルキノナイ様がニコニコしてる。
「でも仕事が…」
「仕事より睡眠でしょ?私、神様だから正しいよ〜」
なんて無責任な神様だ。でも、従ってしまう私がいる。
### 第2話:プロのサボり指導
「今日のやる気、どこに置いたっけ?」
ヤルキノナイ様が慌てて探し始める。
「あ〜、昨日どこかに落としちゃった★」
「神様がなくすの?!」
「よくあることだよ〜。まぁ、ないものはしょうがないね♪」
こいつ、絶対わざとだ。
### 第3話:やる気スイッチ破壊工作
友達が「やる気スイッチ押そう!」って言ってくる。
ヤルキノナイ様が焦って私の背中をガード。
「そのスイッチ、今メンテナンス中だから〜」
「いつまでメンテナンス?」
「永久メンテナンスかな?てへ☆」
修理する気、ゼロじゃん。
### 第4話:無気力の言い訳マスター
「なんで私はこんなにダメなんだ…」
ヤルキノナイ様が得意げに胸を張る。
「それは私の呪いが効いてる証拠!上出来上出来〜♪」
「呪いって何よ!」
「『今日はゆっくりでいいよ〜』の呪い。効果バツグンでしょ?」
自慢することじゃないでしょ。
### 第5話:生産性という敵と戦う神
SNSの「今日も充実!」投稿を見せられる。
ヤルキノナイ様が激怒。
「充実って何?食べれるの?」
「え…」
「私の管轄の人間を洗脳しないでよね〜」
管轄って。私、所有物扱い?
### 第6話:エネルギー回収業者
「やりたいことはあるんだけど、なんか…」
ヤルキノナイ様がサッと手を出す。
「はい、そのやる気ちょうだい〜」
「え?」
「回収しときますね♪ 危険物だから」
やる気が危険物扱いされた。
### 第7話:頑張ってる人への営業妨害
「みんな頑張ってるのに、私だけ…」
ヤルキノナイ様がクスクス笑う。
「みんなも実は私のお客さんだよ〜」
「お客さん?」
「無気力サービス業、繁盛中♪ リピーター多いの〜」
完全に商売にしてる。
### 第8話:手抜きコンサルタント
コーヒーを入れるのが面倒。
ヤルキノナイ様が親指を立てる。
「コンビニという文明の利器を使いましょう〜」
「それって手抜きじゃ…」
「手抜きは効率化です!私、コンサルタントでもあるの〜」
どこで資格取ったのよ。
### 第9話:同業他社との関係
「やる気の神様が来たらヤバくない?」
ヤルキノナイ様が鼻で笑う。
「あの子?私の元部下だよ〜」
「部下?!」
「やる気出しすぎて燃え尽きさせる係。私の方が親切でしょ?」
どっちも迷惑だわ。
### 第10話:一日の成果発表
夕方。何もしなかった一日を振り返る。
ヤルキノナイ様が拍手。
「今日の無気力度、95点!あと5点で満点だったのに〜」
「そんな採点いらない」
「明日は100点目指しましょうね♪」
向上心の方向が完全に間違ってる。
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## 第11話〜第20話:プロの無気力テクニック
### 第11話:やる気詐欺撲滅運動
「3分でやる気UP!」の記事を発見。
ヤルキノナイ様が警戒態勢。
「詐欺よ詐欺!3分でやる気なんて出るわけないじゃない〜」
「でも…」
「騙されちゃダメ。やる気は天然記念物なの。そう簡単に出ちゃダメ〜」
希少動物扱いかよ。
### 第12話:無気力の分類学
「今日の無気力、重くない?」
ヤルキノナイ様が資料を取り出す。
「今日は『虚無系無気力』ですね〜。疲労系より上級者向け♪」
「上級者って何よ」
「無気力にもランクがあるの。あなた、けっこうレベル高いわよ〜」
嬉しくない昇格だ。
### 第13話:やらないことの天才
「やることリストが重すぎる」
ヤルキノナイ様がリストを見て即座に判断。
「全部やらなくていい〜♪ はい解決!」
「そんな簡単に…」
「私の得意技『全部後回し』よ〜。特許取ろうかしら?」
特許庁が困るわ。
### 第14話:無気力仲間の輪
無気力な友達からのLINE「今日もダメだった…」
ヤルキノナイ様が嬉しそう。
「あら〜、私のファンが増えてる♪」
「ファン?」
「無気力愛好会、会員数急上昇中〜!私、人気者☆」
人気の理由が最悪だ。
### 第15話:完璧主義破壊工作
「中途半端にやるくらいなら…」
ヤルキノナイ様が慌てて止める。
「ちょっと待った!30%で十分よ〜」
「でも完璧に…」
「完璧なんて、私が一番嫌いな言葉!30%でも褒めてあげる〜♪」
ハードルが地中に埋まった。
### 第16話:天気予報という名の言い訳製造機
雨の日。やる気ゼロ。
ヤルキノナイ様が天気予報を指差す。
「ほら〜、雨だから無気力で正解!自然に従ってるの〜」
「天気のせいにしていいの?」
「もちろん♪ 天気のせい、季節のせい、月のせい、何でもありよ〜」
言い訳のバリエーション豊富すぎ。
### 第17話:エネルギーバンパイア対策室
「頑張れ」連発おじさんと遭遇後。
ヤルキノナイ様が怒ってる。
「あの人、私の縄張りを荒らしてる〜!」
「縄張り?」
「あなたの無気力は私が守る!他の奴に邪魔させないわ〜」
ヤクザかよ。
### 第18話:無気力美学協会
「何もしない時間も大切よね」
ヤルキノナイ様が芸術家ぶる。
「そう!無気力は芸術なの〜。私、アーティストでもあるのよ♪」
「どんな芸術?」
「『何もしない』という究極の表現!モナリザより価値あるわ〜」
どこがだよ。
### 第19話:やる気の波を潰す専門家
「たまにやる気が出そうになる」
ヤルキノナイ様が全力で阻止。
「危険危険〜!やる気の波が来てる!緊急事態よ〜」
「やる気って悪いこと?」
「体に毒!私が今すぐ消毒してあげる〜♪」
やる気が毒扱いされてる。
### 第20話:自分責めフィルター
「また今日も何もできなかった…」
ヤルキノナイ様がメガネをかける。
「それは『自分責めフィルター』を通した見方〜」
「フィルター?」
「私のメガネで見ると『今日も完璧な無気力!』よ♪」
見え方が真逆になった。
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## 第21話〜第30話:無気力のプロフェッショナル
### 第21話:無気力研究所の所長
「無気力って一体何なの?」
ヤルキノナイ様が白衣を着て登場。
「それは私の専門分野〜!博士号持ってるの♪」
「どこの大学?」
「無気力大学院、首席卒業〜。論文は『やる気の消し方100選』よ☆」
そんな大学あるかよ。
### 第22話:期待値コントロール術
「みんなの期待に応えられない」
ヤルキノナイ様がグラフを描く。
「期待値を下げれば解決〜!最初から0にしときましょ♪」
「それって…」
「期待値0なら、何しても褒められるわよ〜。戦略的よ☆」
戦略が卑怯すぎる。
### 第23話:無気力への課金システム
「無気力のせいで損してる気がする」
ヤルキノナイ様が課金画面を表示。
「無気力プレミアム会員になりません〜?」
「何それ?」
「罪悪感なしで無気力になれるサービス♪ 月額2980円〜」
ぼったくりか。
### 第24話:情報デトックス営業部
スマホ見るのも疲れる。
ヤルキノナイ様が営業モード。
「情報断食、いかがですか〜?」
「断食?」
「脳の胃もたれ解消♪ 今なら無料体験実施中〜」
なんでも商売にする気か。
### 第25話:言い訳製造工場
「無気力を言い訳にしてる気がする」
ヤルキノナイ様が工場見学を開始。
「こちらが言い訳製造ライン〜♪ 24時間稼働中よ☆」
「製造って…」
「今日のオススメは『季節の変わり目だから』〜!新作です♪」
工場まであるのか。
### 第26話:小さな幸せ探偵事務所
コンビニのおにぎりが美味しい。
ヤルキノナイ様が探偵帽を被る。
「小さな幸せ発見〜!これで今日のノルマ達成♪」
「ノルマ?」
「幸せ探偵の仕事よ〜。おにぎり一個でも十分な証拠♪」
探偵業も兼業してる。
### 第27話:無気力SNS
ネットで無気力コミュニティ発見。
ヤルキノナイ様がスマホをいじる。
「私のSNS、フォロワー100万人超えたわ〜♪」
「SNSやってるの?!」
「『今日も無気力♪』って投稿するだけで大バズ☆」
インフルエンサーかよ。
### 第28話:無気力薬事法
「無気力って薬みたいなもの?」
ヤルキノナイ様が薬剤師の格好。
「副作用:やる気の著しい低下〜」
「それ副作用じゃなくて主作用でしょ」
「効果覿面でしょ?リピート率99%♪」
やめたくてもやめられない薬か。
### 第29話:無気力卒業式の欠席
「いつか無気力から卒業するかな?」
ヤルキノナイ様がパニック。
「卒業式なんて認めないわ〜!永久在学よ♪」
「永久って…」
「留年上等!私と一生一緒よ〜☆」
ストーカーかよ。
### 第30話:存在価値の安売り
「何もしてないのに生きててごめん」
ヤルキノナイ様が値札を貼る。
「存在価値、大特価で販売中〜♪ 今なら99%オフ!」
「安すぎない?」
「でも0円じゃないのよ〜。1%は残してあげる♪」
1%って何だよ。
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## 第31話〜第40話:無気力マスターへの道
### 第31話:無気力カレンダー
「私の無気力にはパターンがある」
ヤルキノナイ様がカレンダーを見せる。
「月曜は特盛り、金曜はダブル〜♪」
「毎日じゃない」
「土日は『休日無気力』よ〜。平日とは別腹♪」
年中無休かよ。
### 第32話:無気力マニュアル販売
「無気力な日の過ごし方を教えて」
ヤルキノナイ様が教科書を出す。
「『無気力の教科書』初版〜♪ 今なら著者サイン入り☆」
「どんな内容?」
「第1章:上手なサボり方、第2章:言い訳の作り方〜」
実用書として最悪だ。
### 第33話:頑張る人監視委員会
頑張ってる人を見て羨ましくなる。
ヤルキノナイ様が双眼鏡を構える。
「あの人、無気力度が低すぎるわ〜。要注意人物ね♪」
「監視してるの?」
「頑張りすぎは危険よ〜。指導が必要かしら♪」
お節介すぎる。
### 第34話:人生の季節予報
「今は無気力の季節なのかも」
ヤルキノナイ様が天気予報士に変身。
「今後の予報〜。無気力、ずっと続きます♪」
「ずっと?」
「たまに『やる気にわか雨』が降るかも〜。でもすぐ止むわよ☆」
希望がねぇ。
### 第35話:自分愛セミナー講師
「無気力な自分を愛するべき?」
ヤルキノナイ様がセミナー会場をセット。
「『ダメな自分を愛そう♪』セミナー開催〜」
「怪しくない?」
「参加費無料!でも愛情は有料よ〜♪」
最後に課金するのか。
### 第36話:無気力ギフトショップ
「無気力って何をくれるの?」
ヤルキノナイ様がプレゼントボックスを持参。
「時間という名の無駄遣い〜♪」
「それギフト?」
「あと、言い訳コレクションと、罪悪感のおまけ付き☆」
いらないプレゼントばっか。
### 第37話:無気力レベル測定器
「無気力にも深さがあるよね」
ヤルキノナイ様が機械を持参。
「無気力レベル測定器〜♪ あなたはレベル85!」
「高いの?」
「上級者ね〜。レベル100になったら師範代♪」
師範代って何教えるのよ。
### 第38話:無気力アート展
「無気力をアートにできる?」
ヤルキノナイ様がギャラリーを開く。
「『何もしない』展、開催中〜♪」
「何を展示するの?」
「空っぽのフレーム。それが芸術よ〜☆」
詐欺だろそれ。
### 第39話:無気力ウイルス研究所
「無気力って感染するの?」
ヤルキノナイ様が研究員コスプレ。
「感染力抜群〜♪ 特に月曜日は感染率200%!」
「200%って何?」
「自分も感染するし、周りにも移すの〜。一石二鳥♪」
迷惑すぎる。
### 第40話:無気力検定試験
「無気力の卒業式?」
ヤルキノナイ様が試験官に変装。
「卒業じゃなくて検定〜♪ 3級から1級まであるわよ☆」
「1級取ったらどうなるの?」
「永久無気力ライセンス発行〜♪ 一生ダラダラできる権利☆」
そんな権利いらない。
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## 第41話〜第50話:無気力マスターの誕生
### 第41話:やる気の誤配達
朝、ちょっとだけやる気が湧く。
ヤルキノナイ様が宅配業者のコスプレ。
「あ〜、誤配達しちゃった〜。それ返品で♪」
「返品?」
「やる気は隣の家宛てよ〜。受け取り拒否してちょうだい♪」
やる気まで宅配扱い。
### 第42話:趣味発見詐欺
「なんか絵を描きたくなった」
ヤルキノナイ様が詐欺師の格好。
「それ詐欺よ〜!やりたい気持ちの偽物♪」
「偽物?」
「本物は3日で消えるの。偽物に騙されちゃダメ〜☆」
希望まで詐欺扱い。
### 第43話:達成感ブラックマーケット
歯磨きしただけで満足。
ヤルキノナイ様が怪しい商人風。
「達成感、闇市で売りません〜? 高値で買い取るわよ♪」
「売るの?」
「歯磨き程度の達成感、1円で買うわ〜☆」
安すぎる買取価格。
### 第44話:友達レンタルサービス
友達にメッセージを送る。
ヤルキノナイ様が営業電話口調。
「友達レンタル、いかがですか〜?」
「レンタル?」
「30分100円〜♪ 長時間は追加料金よ☆」
友情まで有料化するのか。
### 第45話:未来予想詐欺
「明日何しようかな」
ヤルキノナイ様が占い師に変身。
「未来を見ましょう〜。あ、明日も何もしないわね♪」
「決めつけないでよ」
「占い師の私が言うんだから間違いない☆ 当たる確率99%〜♪」
占いが当たりすぎて困る。
### 第46話:感謝の押し売り
「無気力な時間も必要だったかも」
ヤルキノナイ様が押し売りモード。
「感謝の気持ち、お買い上げありがとうございます〜♪」
「買ってない」
「代金は無気力で支払い済み☆ ありがとうございました〜♪」
勝手に決済された。
### 第47話:無気力保険会社
「また無気力になっても平気かも」
ヤルキノナイ様が保険外交員風。
「無気力保険、加入済みよ〜♪」
「いつ加入したの?」
「生まれた時から自動加入☆ 保証は一生涯〜♪」
生涯保険って恐ろしい。
### 第48話:認定証発行詐欺
ヤルキノナイ様が偽造っぽい証書を出す。
「無気力マスター認定〜♪ 偽造じゃないわよ?」
「怪しすぎる」
「ちゃんと私が手作りしたの☆ 世界に一枚よ〜♪」
手作りって時点で怪しい。
### 第49話:卒業式ドタキャン
外に出てみる気分になった。
ヤルキノナイ様が泣き真似。
「置いてかないで〜!私も一緒に行く〜♪」
「えー」
「どこまでもついてく☆ ストーカーじゃないわよ〜、愛よ愛♪」
完全にストーカーじゃん。
### 第50話:永久無気力契約書
ヤルキノナイ様は見えなくなったけど、契約書が残ってる。
「永久無気力保証書:いつでも無気力になれる権利を保証します♪」
署名欄に私の名前が勝手に書いてある。
「これって法的効力あるの?」
どこからか声が聞こえる。「もちろん〜☆」
一生つきまとわれる予感しかしない。
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