第十九話 テスト(前編)

 テストの1週間前風紀委員も部活として扱われているため一旦停止となり大愛たちに勉強漬けの日々がやってきた。


 風紀委員の第六部隊の部屋には大愛たちがテスト勉強に勤しむ姿があった。




 大愛はとある問題で躓いていた


「で、ここなんだけどさどうやって解くの?電透?」


「あのなぁ、そこの問題教えんの何回目だよ!!??大愛ぁ!?」


 あの任務以降電透や凛奈も他のメンバーに (無理やり)心を開き今ではお互いのことを呼び捨てで呼び合うような仲になっていた。




 ひと段落して休憩中に少し話題が上がった


「にしてもほんとにお前らは馬鹿なんだな」


「なんかよく似てるっていうか…」


 凛奈と咲綾は大愛と蓮哉の行動や考えていることなどがあまり変わらずかなり似ていることに疑問を持っていた。




「まぁ俺たちはずっと同じ施設で育ってきたからな兄弟みたいなもんなんだよ」


 蓮哉がそう答えると電透はさらに怒りをまして言う




「だからといってここまで同じなはずねぇだろぉが、お前らほんとにバカすぎるんだよ、それにもうテストはすぐなんだよ!!赤点(30点以下)だったら補習だぞ!そうなったらしばらくは俺たち3人になっちまうんだよ」




 電透はとっくにテスト範囲を熟知していたためこの2人に教えていたがここまでバカだとは思ってもいなかったためここ最近はいつでもブチ切れ状態だった。


 ここまで言われて我慢ができなくなりむっときた大愛は電透に少し文句を言った




「俺たちだって努力してるんだ!けど分からないんだ!しょうがないだろ!」


 大愛が反論すると電透の怒りに余計な油を注いでしまった。




「あんのなぁ…喋ってる暇あったら脳を回せ!!ペンを動かせ!!真面目にやれぇぇぇぇ!!!!」


 そんなこんなでテスト当日を迎えてしまった

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