第十八話 神様
勉強が咲綾のおかげで一通り終わり自由な時間が帰ってきた。
するとさっきまでLYAINを使って話をしていた咲綾が自らの声を使って話し出した
「神様って…いると、思う?あんまり話したことないんだけど私、第一部隊の隊長、雷電がおじいちゃんなんだ、まぁどうでもいいんだけどね、だからほんの雷の能力も少しなら使えるけど、前に出て戦うのはとっても怖いし…私はみんなみたいにできないから…けど周りの人は言うんだ、さすが雷電さんのお孫さんだとか、雷の能力もすごいんだろうなとか、神様にとっても愛されてるとか…私はそういうの嫌なんだ…だから雷電の名前は基本出さないし名字もお母さんの方の名字の (神童)を名乗ってるの…ごめんねこんなどうでもいい話して…」
話が終わると咲綾はすぐに帰る準備を始めて部屋を出ていこうとした、そして去り際にこう話してきた
「でも…大愛くん…なら誰にも言わないと思ったからちょっと話してみた…またね!…」
咲綾が部屋から出て考えてみた、【神様】考えて見た事もなかった自分が捨てられていた子ということも、全能力者になってしまったのも今考えれば神様のせいなのかもしれないし、神様がいなかったからこうなってしまったのかもしれないし…
考えれば考えるほど嫌気が差してくる。
そして大愛は疲れて眠りについた
一方咲綾は部屋から出たあとすぐさま自分の部屋 (風紀委員会の寮)に向かって走り出した
頬をぽっと赤らめながら自分に「バカバカバカバカ」と言いながら
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