3 あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の ながながし夜を ひとりかも寝む
あしびきの 山鳥(やまどり)の尾(を)の しだり尾の ながながし夜を ひとりかも寝(ね)む
柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)(奈良時代の歌人、官吏。三十六歌仙)
若者訳
山鳥の尾がダラ~ンって長いのと同じで、今日の夜もダラ~ンて長いんだけど。
……いやこれ、ひとりで寝る流れ?
何の罰ゲーム?
彼女どこ。 好きな彼女どこいったぁぁぁ?!
現代語訳
山鳥の、たらりと垂れた尾のような、長く引きのばされた夜を、私はひとりで、寂しく眠るのであろうか、どうだろうか。
山鳥の尾のようにたいへん長く、引きのばされた夜を(好きな人とは離れて)一人で過ごすのだろうか、というセンチメンタルな想いが込められている。
柿本人麻呂作とされるが、元は作者不詳の作が原型とされる。
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