眠るまで
@Naonttqpwe
眠りに落ちるまでの10首
世界では まだ半分が 起きてると
時差を無視して あくびを堪えて
足踏みの 音にため息 目を開ける
眠りの入口で 立ち尽くして
夢枕 語る言葉は 眠気歌
こぼれた空気を 羊が数える
寝入り駅 混んでいるからと 公園の
噴水で跳ねる 羊を見ている
言の葉を 集めて作る 草の床
今日はどんな 匂いがするの?
言葉編み 歌を重ねた 揺り籠は
どんなリズムで 揺れてるの?
惜しみつつ 時計の針を 見送って
見送られるまで 夢幻を撫でる
眠るなら 本気出そうと 猫の真似
野生を羽織って 眠気を狩りに
微睡みて 夢の誘いか 猫の使者
お仕事忘れて 猫もうたた寝
夢の淵 はみ出た尻尾を 引っ掴む
キレた猫を背に 夢に乗り込む
眠るまで @Naonttqpwe
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
参加中のコンテスト・自主企画
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます